L-style NOWブログ

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  3. 理想的なオフィス作りに向けてVol.7
2022年12月2日

今朝はW杯日本vsスペイン、大いに盛り上がりましたね!

まさか、こんなことが起こるなんて!!

ドイツ・スペインを撃破し、死のグループで1位通過など、本音でいうと日本国民の半分も予測してなかったのでは?

でも、そんなまさかの事が起こるのも人生なのです。

 

RE/MAXオフィスとして活動を始めて約1年、前回のBlogでも書いたように、この頃ようやくキーパーソンたちが揃いました。

RE/MAX L-style第1期の黄金チームの完成です。

これで、収益物件も売買実需も賃貸も充実していくぞ、やっとメンバーが揃った。

そう思った矢先の話でした。

まさかの入院

好事魔多しとはよく言ったもので、さぁこれからという時に思ってもいない出来事が発生します。

その日は奥さんとまだ小さかったこどもを連れ、朝から出かけていました。

新築中の家の水回り設備を決めるためにショールームに出かけていたのです。

キッチンはこの色がいいな、浴室はやっぱりこの床の方がいいか、そんなこんなを決めるために朝から夕方まで動き回り、この日はくたくたになっていました。

梅田まで出かけるので、買ったばかりの靴を履き、意気揚々と出かけたのですが、履きなれない靴を履いていたため靴擦れを起こしてしまい、自宅近くの駅まで帰った時点では、痛すぎるかかとに耐え切れず右足だけかかとを踏み、歩いていました。

『ちょうどタバコもなくなったので、コンビニにタバコを買いに行ってくる』

家からコンビニにまでは数十メートル、ちょっと行ってくるねと、一人で出向いたのです。

あいにく夕方から小雨が降っていました。

右足のかかとを踏みながらも、雨に濡れないように少し小走りでコンビニまで走っていきます。

(そういえば、今日家族と出かけていたからLINEチェックしてなかったや)

コンビニで買ったタバコをポケットに突っ込み、スマホをポケットから取り出した瞬間でした。

ちょうど両手がふさがった瞬間、それは起こったのです。

コンビニ前の雨で濡れたタイル、そこで足を滑らせてしまいます。

踏ん張ろうとして踏み出した右足でしたが、かかとを踏んでいたため踏ん張り切れずに靴だけ飛んでいきます。

足は大きく跳ね上がり、まさにこのイラストのような状態に。。。

滑って転ぶ

危ない!!

そのまま倒れ落ちたら、頭からタイルに落ちていく。

頭を打ったら死んでしまうかも。。。

そう思った瞬間、急いで体を右側に捻りました。

頭から落ちることは避けれましたが、腰を支柱にしてVの字の形で着地しました。

V字着地

ちょうどこんな感じですね。。

しかも、急激に捻った回転と勢いづいた大きく跳ね上がった右足が勢いを加速します。

1点に猛スピードで全体重がのしかかったのです。

激痛が走ります。

コンビニから出てきた私の次のお客さん、若い女の子たちでしたが心配して声をかけてくれました。

『大丈夫ですか?』

こちらは全開かつ豪快に転倒しているので、恥ずかしすぎて

『大丈夫、大丈夫。

と言いながら立ち上がります。

でも一度は立ち上がったのですが、右足に力が入らずもう一度転倒してしました。

『えっ。大丈夫ですか?』

その後はもう二度と立ち上がることはできませんでした。

この瞬間に右足の大腿骨がポキっと折れてしまっていたのです。

彼女たちは親切にも救急車を呼んでくれ、しかも救急車が到着するまでの間、私が雨に濡れないように傘をさし続けてくれていました。

激痛で1mmも動くことができない私がぬれないように。。。

そのお礼も言えないまま、救急車に乗せられ、そのまま入院しました。

その日は日曜日です。

翌日レントゲンを撮ると、見事にパキっと竹を斧で2つに割ったように大腿骨が折れていました。

手術日は決まりましたが、しばらく入院になりそうです。

仕事どうしよう。。。

契約予定で進めていた買取物件どうしよう。。。

来月に決済1件あるんだけどそれまでに治るのかな?

それどころか、まず取引先とエージェントさんたちにこのことを伝えなければ。。。

ベッドの上で、考えることは山ほどありました。

翌日には病院にPCが

その日のうちに入院したことをみんなに伝えました。

すると、友人がオフィスまで行き私のPCを病院まで届けてくれました。

これで何とかリモートワークの体制が整いました。

コロナ禍になり、今では世界中がリモートワークする時代になりましたが、その先駆けだったのかもしれません。(笑)

救急入院だったので、最初は大部屋に入れられましたが、パソコンで仕事をするスペースもありませんし、電話もできません。

1mmも動けない状態だったので、当然ベッドの上から動けません。

せめて電話できないと仕事にならないな、そう思っていたらラッキーなことに個室が空き、移動させてもらえることに。

そこからは仕事がはかどります。

手術も無事に成功し、強烈な痛みはなくなりました。

1週間ほどすると、車椅子に乗ることができるようになり、多くの方が面会にも来てくれました。

病室で売買契約を締結したり(自らが買主の契約)、手付金や決済金を病室から振り込んで契約を完結させたりして、あれ?不動産取引ってリモートでも十分可能だな、そう思えた瞬間でした。

この時買取りした物件が、例のグループホーム案件です。

この時、まだグループホーム自体の制度・仕組みを把握しきれておらず、もっともっと勉強しないといけないな、そのためには自らが購入しプロジェクトを進めていかなければ理解度が深まらない。

そう思っていた矢先の話でしたので、この入院生活がとても役立ちました。

入院生活の寂しさ、車椅子生活の不便さが身に沁みました。

病院から一歩出て車椅子で外を走ると、ちょっとした段差ですら乗り越えれない自分がいて、そして対向車や対向自転車が怖いこと怖いこと。。

こんなことは、入院生活をしていなければ気づけなかったことです。

本を読む時間も多分にありました。

調べものをするのにも時間に制約はありませんし、多くの知識をこの期間に身に付けることができました。

ひょっとしたらそのために、この怪我は起こったのかもしれません。。。

怪我の功名ではありませんが、この怪我で失ったものより得たものの方が多かったかもしれません。

 

どうにもならなかったものが、一つあります、それは決済の立ち合いです。

自分が買主、売主の決済なら司法書士の先生に書類を事前にお渡しし、代理で決済を行ってもらうことは可能ですが、仲介の立場ではそういうわけにもいきません。

車椅子に乗り、決済場所まで向かったのは初めての経験でした。

主治医の先生に許可を取り、介護タクシーを呼んでいただき、決済場所に出向きましたが、一番驚いていたのは銀行さんでした。(笑)

ここまでして来なくてもいいんじゃない?

他の誰か来させればいいやん。

そんな空気感はビシビシ伝わりましたが、自分の都合でお客様に迷惑をかけることは避けたかったのでこのような形に。。。

入院してから3週間後の話でした。

 

病室で契約書の作成、エージェント面談も

個室に移動させてもらい、仕事ははかどるようになりました。

お客様とのやり取りもほぼLINE、メール。

現場に出向かなくてはいけないことは、知り合いの業者さんや工事屋さん、司法書士の先生などにお願いし対応してもらいました。

不動産屋って、別に会社行かなくて仕事できるな。

その意識を確立できたのはこの経験があったからこそだったのかも?

でも一番大変だったのは、うちに在籍しているエージェントさんだったかもしれません。

仕事内容で相談があっても、電話では伝わりにくいし、直接聞きに行きたいと思ったら、病院に面会に行かないと。。。

『媒介1つ預かりました!印鑑欲しいんですけど?』

『うん、病院に媒介契約書持って来て~』

『契約書に捺印欲しいんですけど。。』

『〇〇くん、今日来るって言ってたから一緒に渡しといて』

誰かが面会に来る際には、複数の書類と一緒に現れました。

前回初登場した松本エージェントなんかは、活動開始と同時に私が入院してしまいましたので、最も迷惑をかけたエージェントだったかもしれません。。

そういえば、病院にエージェント面談に来てくれたエージェント候補さんもいました。

RE/MAX本部からの紹介エージェントさんだったのですが、

『大西さんの話を聞きたいと言っています。病室まで連れて行っていいですか?』

現れたのは、その当時RE/MAX最年少でエージェントになったF尾君でした。

23歳でした。

会ってみると超イケメン、しかもやる気に満ち溢れていました。

で、こちらは病院着に無精ひげ、衰弱している状態でいつもの強気オーラのかけらもない状態です。

夢を語れるどころか、自分がいつ退院できるかもまだ想像できていない状態でした。

そんな状況だったにも関わらず、L-styleのエージェントとして活動してくれることを決意してくれました。

今から考えると、そんな彼をエージェントとして大成させてあげれなかったのが心残りです。

年上のエージェントばかりで、見本になるエージェントは揃っていましたが自分のエージェント像と合致しなかったのかな?

また若かったこともあり、貯蓄もない状態でSTARTしていたので、普段の生活費を稼ぐことが必要で、エージェント活動に専念させてあげれなかったのも要因です。

若いエージェントさんに活躍してもらう土壌を作るために、やらなきゃいけないことは山ほどある。

そう痛感し、今の体制作りへと繋がっていくのですが、その当時は分かりやすい集客の入口を作ってあげれず申し訳ないことをしたと今でも反省しています。

 

この時松本エージェントは精力的に活動していました。

次々と獲得してくる媒介、

『〇〇マンションの媒介預かってきました。』

『えっ?これ安くない?こんな金額でいいの?』

『はい。住ノ江なんでこのくらいじゃないと動かないですし、急いで換金したいらしく。』

『ちょっと安いと思うから、知り合いの業者に買い取らないか聞いてみていい?』

初めての取引は業者買取りでまとまりました。

もちろん入院中の話です。

契約が決まり、契約書・重要事項説明書を松本エージェントが自信満々で作成してきたのですが、その当時契約書類の作成スキルは大したことがありませんでした。

どちらかというと残念な感じです。

不動産あるあるなのですが、営業力が強い人は契約書作成業務には長けていなく、逆にしっかりとした契約書類を作成する人たちは営業力に長けておりません。

彼もその当時はその例にたがわず、そのタイプでした。

営業力は自分が今まで見た中でもTOPクラスでした。でも重説に対するリスクヘッジが足りていませんでした。

退院後、私の友人(宅建業者)とも取引したことがあり、その時一度契約の事でもめた経験もあったようです。

今では笑い話ではありますが。(笑)

そんな彼ですが、今では私が口を挟むこともほとんどないくらいに書類作成能力も上がりました。

今だからこそ言えることなんですけどね。

 

ようやく退院

入院した時には、どうしよう、会社潰れてしまうかも。

RE/MAXを始めたばかりだけどもう無理かも。

そんな想いで過ごした数日間がありましたが、途中からリモートでも働ける自信はつきました。

それよりも確信できたことは、RE/MAXのオフィスとエージェントの関係だからこそ、入院するようなことがあっても会社は回っていくということでした。

会社に頼らず、社長の集客に頼らず、自らの力で仕事を作っていけるエージェントさんたちだからこそ、乗り切ってくれたこの40日間でした。

そして、もし1年前のように自分一人でやっていたままだったらどうなっていたのか、それを考えると少し恐ろしくなりました。

とはいえ、この時はまだ松葉杖を尽きながら、とぼとぼとようやく歩ける程度だったのです。

1年前に引っ越したオフィスは階段だけのビルの3階4階5階です。

古いビルなので階段の勾配は少し高めです。

しかも、この時建築中だった自宅には当然エレベーターなど備え付けられていません。

オフィスに戻れるのだろうか?

新しい家に住めるんだろうか?

そう思いながら退院した日を思い出します。

紆余曲折はあったにせよ、無事に退院ができRE/MAXに戻ってくることができました。

これがRE/MAX L-Styleとして活動を始め、ちょうど1年後の出来事でした。

 

過去のこのシリーズを最初から読みたい方はこちらからどうぞ

理想的なオフィス作りに向けてVol.1

理想的なオフィス作りに向けてVol.2

理想的なオフィス作りに向けてVol.3

理想的なオフィス作りに向けてVol.4

理想的なオフィス作りに向けてVol.5

理想的なオフィス作りに向けてVol.6
 

この記事を書いた人
大西 征昭

オーナー

大西 征昭Masaaki Ohnishi

不動産のことなら何でもお任せ。
ただの不動産屋ではないです、不動産の専門家です

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