理想的なオフィス作りに向けてVol.2
先日のBlogの続きです。
読み損ねた方はこちらからご覧ください。
前回のBlogでは、RE/MAXに出会うまでのことを書きましたので、今日はそこからのStoryを
目次
Office名を決めるのに
RE/MAX本部との調印が終わりました。
まず決めなければいけなかったことはRE/MAXの屋号を決めること。
RE/MAX 〇〇
RE/MAXの後に続くOffice名です。
うちの会社の名前は株式会社ライフコンサルティングなので、真っ先に申請したのはRE/MAX Life-consultingでした。
『まぁだいたい、申請通り通りますから大丈夫ですよ。』
こう聞いていたので、次のネーミングプランなどは全く考えていなかったのですが、まさかの返答が。。。
『本部から否認されました。ライフコンサルティングという名前は保険をイメージしてしまうのでふさわしくないと。。』
おーい!
ということで、急遽名前の変更です。
ライフコンサルティングという会社名は、不動産を売るだけでなく、お客様の人生も含めコンサルティングしていきたい。
そんな会社であろうと名付けたネーミングでした。
前回、民泊用に新築木造アパートを購入した話をしました。
そこのマンション名を決めるときにも悩みました。
ライフコンサルティング花園町?
マンションっぽくない。。
ハイツ〇〇?
〇〇アパートメント?
ありきたり。。。
っていうことで試行錯誤しながら決まったマンション名はL-style花園町でした。
L-styleの意味は、もちろんLife-consultingのLだったのですが、Life(生活・人生)・Live(住む・暮らす)・そしてもちろんLoveの頭文字でもあります。
それぞれの人に取っていろいろな意味を含んだStyle、それを提供するお部屋という意味で名付けたネーミングでした。
第2案はもちろんこのL-styleです。
で、このRE/MAX L-styleで申請したら、無事承認が下りました。
今度は、お部屋という形で提供するのではなく、私はエージェントサポートという形でエージェントのみんなに新しい人生のLife-styleを提供する、そしてエージェントさんたちはお客様に暮らしのスタイルを提案する、そして自分たちだけでなくお客様にも愛を持って接していくStyle、いろいろな意味を含んだL-styleが誕生しました。
Office名の決定です。
ここにRE/MAX L-styleが誕生したわけです。
今では最高に気に入ってる名前です。
Officeの引越し
次に手掛けなくてはいけなかったこと、それがOfficeの引越しでした。
それまで借りていた事務所は、1人でやっていた事務所でしたから小さくて十分でした。
人を雇うつもりは一切なかったので、デスクワークする机が一つ、接客するテーブルが一つ、それだけあれば十分でしたから5坪の小さな事務所で営業していました。
これからエージェントさんたちを受け入れるには不十分すぎます。
そこで本部の福井くんに尋ねてみました。
『どのくらいの広さのオフィス必要かな?』
返ってきた答えは想像以上の広さでした。
『そうですねー。だいたい30坪以上は推奨しています。最低でも25坪は欲しいですね。』
『えっ。そんなに広いところいるの?』
『はい。10人くらいエージェントさんが増えたらそのくらい必要でしょ?』
なるほど。。
エージェント候補さんの心当たりなどまだ何も算段していなかったですし、実際にどのくらい集まってくれるかも分からない。
それなのに30坪かぁ。。いくら家賃するんやろ?
ちょうど借りていた事務所の上のフロアにも事務所があり、その事務所の家賃を尋ねます。
45万円です。。
ムリじゃん。。
もう少しくらいなら下げてもいいですよ。
こんなことは言ってくれましたが、それが30万円に下がるわけでもないし、仕方ないなぁ。
都心部は諦めよう。
以前の会社は住吉区のあびこという街で始めた会社でした。
その時の知人や友人もいたので、一層の事そっち方面に戻ってもいいか?
そう思い、そのエリアで物件を探し始めます。
そういえば、その辺にちょうど古い売りビルがあるのを聞いていました。
1階が接骨院、2階がダーツBar、そして3・4・5階が空いている古ビルです。
価格も高くないし、一層の事買うのもアリか。
そう思い銀行に打診します。
するとどうでしょう。
自己資金半分近く、返済期間は5年、鬼のような条件を突き付けられました。。。
ムリじゃん。。。
諦めました。
するとどうでしょう?
向こう側から思ってもいない提案がやってきます。
どうせ空けておいても仕方ないし、軌道に乗ってその時に買ってくれるのなら、それまで賃貸として借りてくれないか?
銀行にその旨を相談すると、このタイミングならこの条件しか出せないが、2~3年賃貸として借り、その後であればもっといい条件で貸せるかも。
悪くありません。
その話に乗っかることにしました。
1フロア15坪、3フロアで約45坪。
ちょうどその時、定期的にセミナーをやっていましたし、その都度会場を借りて、プロジェクターやマイク、案内看板などを持ち運ぶ手間と労力がしんどいなと思っていたのです。
自社内にセミナー会場作れたら最高やん。
ということで、5階の最上階はセミナー会場に、4階はエージェントさんたちがデスクワークするスペースに、そして3階には応接室と接客カウンターを作ろう。
夢が一気に広がりました。
その後は、家具や内装の打ち合わせ、ネットの引き込みや次々に届く荷物の受け取り、家具の設置などで奔走し、ようやく出来上がったのがこの事務所でした。
机や椅子、テーブルが運び込まれ、各部屋の空調も設置し、ようやく完成しました。
頑張ったでしょ?
ほとんど一から揃えたのですが、エアコンだけは撤退した民泊施設(許認可取れなかった方の物件)から外して取り付けたリサイクルでした。
これだけでも数十万変わるのでちょっとは助かりましたかね。
で、いよいよRE/MAXの一員としての活動が始まります。
とはいっても、まだ在籍エージェントはいません。
ここからが闘いです。
Openingセレモニー
『RE/MAXでは、オープニングセレモニーをして、みんなで門出を祝うのがしきたりです。』
はい。
また無理難題を本部のF氏から突き付けられます。
『セレモニーって誰を呼ぶの?』
『エージェントさんが決まっていたらそのエージェントさんはもちろん、ご自身のご友人、取引先、あとエージェント候補の方、もちろん本部スタッフや他のオフィスからもお祝いに来ます』
『だいたい何人くらい呼ぶもの?』
『そうですねー。だいたい20人くらいですかねー。』
あとから聞いて分かったのですが、20人もの招待客を呼んでオープニングセレモニーをしたオフィスはその当時ほとんどなかったそうです。
また騙されました。
でも、そのための準備をします。
さすがに彼も言ったことに対して少し責任を感じたのか、セレモニーまでに2名のエージェント候補さんを送り込んでくれました。
そしていよいよ迎えたオープニングセレモニーです。
不動産業の中でも数少ない友人たち、エージェントとして加わった2名のエージェント、そして軽くお声がけしたお客様が来場してくれ20名ほどでオープニングセレモニーを実施しました。
これがその時の様子です。
私の両横に座っているのが、新規で加入したエージェントの岡安くん(今は別の不動産会社で活躍中)と南川くん(のちにRE/MAXの別のオフィスオーナーとして独立します)。
で、この1か月後にRE/MAX L-styleに転籍してきた小谷さん(この時にはそんな素振りも前振りも一切ありませんでした)
その他にも実はこの写真の中に写り込んでいるキーパーソンが4人います。
一人は、私をRE/MAXに引き込んだ本部のF氏(これは本部スタッフですから当然です)
その右斜め後ろに写っているのが、私と佐久川CEOとの繋がりを作った住野氏、この当時は別の不動産屋さんで働いていました。(現在はRE/MAX関西本部スタッフになっています)
実は彼、もう一つ重要な役割を果たしているのです。
住野氏と飲んでいる時に、彼が連れてきたNiceな若者がいました。
住くんという若者です。
今から思い起こせば、私と二人で飲むのはキツいと思い、誰かを連れて行こうと連れてきたスケープゴートの一人だったのかもしれません。
でもこの時の出会いが後々のRE/MAX L-styleを変えていくのです。
一度だけ一緒に飲んだことのある住くんですが、話をしていてとても面白い存在でした。
自分の聞きたいことをどんどん質問してくるし、人当たりも良い。
物おじしない性格もいい。
しかもイケメン。
住野氏と飲む際には、
『住くんも誘ってや』
こういう機会が増えました。
で迎えたオープニングセレモニーです。
前述しましたが、F氏が言った言葉覚えていますか?
『エージェント候補の方も誘ってくださいね。』
はい。そうなんです。
エージェント像を自分の中でイメージした時に、真っ先に思いついた存在が彼でした。
『オープニングセレモニーするから住くんも誘って来てや!』
こう声がけし、参加してくれました。
彼がRE/MAX L-styleのエージェントして活動を始めたのはここから約1年後です。
この話はまた別の章でゆっくりと。(笑)
で、もう一人うっすらと私の後ろに写りこんでいる人物がいます。
今RE/MAX L-styleの一員、その存在はもはや重鎮と呼べるくらい存在感を発揮している坂田エージェントです。
ただ彼のことはエージェント候補だと思ったことがありませんでした。
この時の自分が思い描いているエージェント像とは合致していなかったからです。
でも、25年来の知り合い・友人ではありました。
そしてこの事務所を借りるきっかけを作ったのも、彼でした。
なので、事務所借りるきっかけ、オーナーさんとつないでくれた恩として招待していました。
その彼が、まさかこの2年後、うちのオフィスでエージェントとして活動するとは。。
彼がうちのオフィスに入るきっかけもまた別の章で。
やけに引っ張るなと思っているみなさま、ごめんなさい。
まだこのシリーズ引っ張るつもりです。(笑)
この時まだ自分では気づいていませんでしたが、RE/MAX L-styleの歴史を振り返るとしたら伝説の1枚になるかもしれない写真でした。
余談です。
この時RE/MAXの一員として初めてみんなと撮影した写真だったかもしれませんが、この時からお酒を飲んでからの写真撮影、写っている写真をいつ見ても顔が赤い大西さん、この始まりだったかもしれません。。。
次回は、1年目の苦闘・小谷エージェントとの出会いの話です。