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  3. 住宅ローンの支払いがキツいと思ったら・・
2024年4月15日

なかなか上がらないお給料。

それに比べ、年々増加する税金や保険料。

食料品や外食費など、物価はじわじわと上昇しています。

そして最近ささやかれていることは、利上げですよね。

住宅ローンの新規契約分の固定金利はすでに上昇しています。

こうなると、今支払っている住宅ローンの額も上がってしまうのでは?

給料も大して上がっていないのにこのままじゃ払っていけないかも?

そんな心配をしている方もいるかもしれません。

でも、そんな方でもちょっとだけ安心する話をしておきしょう。

変動金利の5年ルール

基準金利が変更になった時に、借り入れている金利が変動していく、これが変動金利です。

しかし、急激な変動が起こり得るのも金利です。

短期プライムレート(銀行が優良企業に対して融資を行う際の優遇金利のこと)に連動して変動金利は上下するのですが、ここ20年以上はほぼ低水準のまま動いていませんでした。

なので、変動金利のリスクを語られることはそう多くはありませんでしたが、様子が変わってきましたね。

日本でも短期プライムレートが8%を超えていた時期もあったのです。

そうなったら、当然変動金利も上昇します。

急激に変動して、毎月の支払額が倍、3倍になるということもあり得なくもないのです。

でも安心してください。

変動金利には特別ルールがあるのです。

それは、5年ルールというものです。

当初の支払額は5年間変わらず同じ額でいいよという特別ルールです。

最初に決まった支払い額が5年間継続されるのです。

いくら金利が上がろうと、最初の5年間の支払額はそのままです。

変動金利の125%ルール

もう一つ特別ルールがあります。

それが125%ルールというものです。

6年目以降、金利上昇分の調整が入り毎月の支払額が上がる場合でも、従来の返済額の125%以上にはならないというルールです。

5年目までの月額の支払額が10万円/月なら、6年目以降は12.5万円/月以上にはならないということです。

これなら安心♪

住宅ローンを払えない人が急増しないために決められたのが、この2つのルールです。

でも、世の中そんなに甘くない?

と、簡単にはいかないんです。実は・・

毎月の返済額については、記載した通りではあります。

でも、調整されたツケはしっかりと回ってくるのです。

毎月の支払額は変わりませんが、金利が上がった分元本返済に回された多額が大きく減少しています。

急激な変動があった場合には、支払額で毎月の金利分も賄え切れていない、なんてことも起こり得るのです。

こうなれば、返しても返しても残債は減っていきません。

それどころかどんどん借金は膨れ上がっていく、なんてことも・・

そんな場合どうすればいいのか?

まず提案するのは、今いくらで自分の家が売れるのかを知ることです。

うちのホームページには、簡単に自宅の売却額が知れる検索エンジンを搭載しています。

売りたい|RE/MAX L-Style (remax-l-style.com)

こちらでまず簡易査定してください。

今の住宅ローンの残債と、売却査定額を見比べて、どっちの額が大きいかを見るだけの単純作業です。

『毎月の返済がきつくて悩んでいる』

と頭を抱えていたはずなのに、

『あれ?今売って住宅ローン返しても、1千万円近く残るぞ』

こんな話も、今なら実現できたりするのです。

急激に金利が上がったときの対応策とすれば、上がった支払額を頑張って払い続けるか、それか売却して支払額そのものを消してしまうかの選択です。

売却して債務がなくなってしまえば、当然返済義務がなくなりますので返す必要がなくなります。

一番やってはいけないこと

最後に、住宅ローンが支払えなくなった場合に一番やってはいけないことだけ伝えておきます。

それは、住宅ローンを無断で何ヶ月も滞納してしまうことです。

住宅ローンの支払いが滞れば、催促の通知が入ります。

余裕がなくて払えないのだから、無視したい気持ちは分かります。

1ヶ月の滞納くらいで家が差し押さえられたり、競売に掛けられることはありません。

でも、3ヶ月無視し続け支払いがなされない場合は、銀行は代位弁済手続きを開始し競売手続きに移行していきます。

『払えないんだから仕方ないじゃん。。』

ではないのです。

正当な理由があり住宅ローンの支払いが困難な場合は、金融機関に相談し申し立てすることにより、返済猶予をしてもらえたり、返済額の減額措置をしてくれることがあります。

ギャンブルで使ってしまった。

一平ちゃんみたいな理由では無理ですが、金利上昇により、また給与減額により支払いが困難になった場合などは、その証明を出すことにより認めてもらえます。

『払えないなんて、格好の悪い相談になんていけないよ』

その気持ちは分からなくもないです。

でも、そんなちっぽけなプライドのために、家族が住み家を失うなんてことはあってはいけないと思いませんか?

こういう相談って、家族にもしにくいし、友人知人にもしにくいものです。

ましてや、いきなり弁護士さんに相談しようなんて思う人は、限りなく少ないことでしょう。

そこで私たちの出番なのです。

気軽に相談でき、解決方法を示してくれる、それがRE/MAXのエージェントです。

借金の方が多いから売却できない、だから仕事にならないからやらない。

そんなことはいいません。

今できることを提案するのが私たちの仕事だからです。

なので、あきらめずに相談してみてください。

きっと、悩みからの脱出の糸口にはなるはずです。

そのためにはまず1本のメール、もしくは1本の電話です!

この記事を書いた人
大西 征昭

オーナー

大西 征昭Masaaki Ohnishi

不動産のことなら何でもお任せ。
ただの不動産屋ではないです、不動産の専門家です

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