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2020年4月29日

新型コロナウィルスでどうなる不動産業界

新型コロナウィルスの影響で、世界中が自粛ムードです。
飲食店や宿泊業では廃業・倒産するところも多く出てきています。

ただ、同じ飲食店でも配達へとシフトチェンジし、Uber Eatsや出前館をいち早く導入し中食産業へと切り替え成功しているお店もあります。
ホテルでも予約キャンセルが相次ぎ、稼働率が概ね5%程度まで落ち込んでいる中でも、軽傷の新型コロナウィルスの患者受け入れを表明し、窮地から脱しているホテルも存在します。

 

『コロナだから仕方がない』
『休業要請が出たから打つ手がない』
と、手を子招いているだけでは何も変われません。
時代の流れに飲み込まれてしまうだけです。

私たち不動産業者はどうでしょう?
店舗を閉鎖し在宅ワークへ切り替えた会社(大手3社などはこれに該当します)、従来通り店舗を開け続けて営業中の会社、時短営業を行っている会社。
元々不動産業は中小の会社が多い業態なので、会社の経営者の判断で運営方針は変わります。
ただ、今まで通り来客があれば、通常通り案内するといった営業方針ではこの危機を脱却できないと思います。

お客様自身も積極的に部屋探しや物件探しを行っていこうという意欲が現状ではわいてこないからです。
なぜその意欲がわいてこないのか?

感染のリスクを恐れて外出しない。

これはもちろんです。
それ以外にも、

『給料が下がるんじゃないか?』
『ボーナスもカットされるんじゃないか?』

収入が減少する可能性が高いと感じているからです。

でも、こういう考えをできる人はまだ幸せかもしれません。

『会社がつぶれるかも?』
『クビを切られるかもしれない』
こう考えて夜も寝れない人もいるでしょう。

サラリーマンの人でもこういう心配をしなくてはいけない事態に、今国民全員が直面しています。

経営者の人の悩みはもっと深刻です。

売上がなくても、社員さんのお給料や家賃など固定経費は待ってはくれません。
収入が減るどころの騒ぎではなく、会社やお店を今後も維持できるのか、そんな心配に直面しているわけです。

『あと、〇ヶ月で資金が底をつく』
『融資申込はしているが、本当に資金調達はできるのだろうか?』

自社だけではなく、取引先が倒産してしまえば売掛金の回収ができずに連鎖倒産してしまうリスクも抱えています。

こんな状況で前向きな引越しは考えにくいですよね。

賃貸の引越でも初期費用が伴います。

家賃の安いところに引っ越そうとしても、何十万円からの出費が必要です。

購入を考えている人も、これから年収が下がってしまうことを考えれば、あと一歩を踏み切りにくい状況です。

そんな中、私たち不動産業者が提案できること、それは家計の負担の軽減です。

人生設計の再構築のお手伝いです。

リモートワークが一気に普及した今回、新型コロナウィルスが終息した後もこの機に導入したリモートワークの流れは止まりません。
在宅勤務や業務委託といった流れを関止めすることはできないでしょう。

そうなれば、通勤のために駅前や好立地な場所で家を保有したり賃貸する理由が薄れてきます。

もし、その流れに乗っかって仕事をこなせる人であるならば、駅前で高い賃料のお家賃を払っていれば、

『在宅ワークをできる部屋を確保しながら快適に住め、家賃が下がる郊外の物件はいかがでしょうか?』
『リモートワークが主流になり、出社する社員さんも減ったので、この機に少し狭いオフィスに引越し、固定経費を抑えませんか?』

こういう提案をできるかもしれません。

私たち不動産会社ができること。それは賃貸の部屋やマイホームをあっせんすることだけではありません。
家計でもっとも重い負担(20%~30%)を強いられる住宅費を抑える提案は私たちにしかできません

企業にとっても、固定経費である賃料は決して安いものではありません。

リモートワークに切り替え交通費や残業代を抑えることができた上に、賃料まで引き下げることができれば会社存続に向けて大きな一歩を踏み出せるかもしれません。
そんなお手伝いを今だからこそ求められていると考えています。

そのためにはまず、来店し物件の内覧をするといった、至ってアナログなこの手法を変える必要があります。

不特定多数の来客がある店舗に来店し、営業マンや家主、管理会社などと複数人で立会しながら物件を内覧する。
新型コロナウィルスへの感染機会が多数存在してしまいます。

でも本来、そんな必要があるのでしょうか?

DVDが普及し、映画館に足を運ぶ人は激減しました。
ZOZOなどのネットショップの出現で、洋服を購入するにも店舗まで足を運ぶ必要がなくなりました。

生保や自動車保険は、今やネットで加入するのがスタンダードになっています。

不動産も今が変わるタイミングだと思いませんか?

小池知事が昨日記者会見で学校の入学時期を9月からにするといった話の中で述べていました。

『今、混乱が生じています。そういう時期にしか社会は変わらないんじゃないか。』

その通りだと思います。

不動産の内覧は現地に足を運べないとできない。
そんなことはないよ、これなら現地に足を運ばなくても完結できるね。
そう思えるようなサービスを提供していきたいと考えています。

不動産も新時代へ。
その新時代を引っ張っていくようなサービスを近日中にリリースいたします。

このアイデアを考えているうちに、不動産業こそ、リモートワークに適しているのかもしれない。

そう思えるようになってきています。

 

管理会社などでも、電話対応さえどこかできっちりと受けることができれば、現地の巡回、そのまま帰宅。

賃貸仲介・売買仲介などでも、来店不要型営業の実施は可能だと考えています。

 

今はオンラインで世界中の人々と繋がることが可能になっています。

部屋探し、家探しのお客様、オフィスや店舗探しのお客様ともオンラインであれば、いつでもすぐに繋がることが可能になります。

オンラインで繋がりながら、適切なアドバイスを行っていく。

これが私たちRE/MAXエージェントの新しい活動方法です。

詳しくは近日中にUPする記事をお待ちください。

それでは、乞うご期待。

この記事を書いた人
大西 征昭

オーナー

大西 征昭Masaaki Ohnishi

不動産のことなら何でもお任せ。
ただの不動産屋ではないです、不動産の専門家です

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