L-style NOWブログ

  1. HOME
  2. ブログ
  3. タワーマンションの投げ売りが始まる?
2020年3月10日

ここ数日、コロナウィルスの問題を発端として世界経済が大混乱しています。

アメリカではNYダウ平均株価が史上最大の下げ幅2013ドルを記録し、サーキットブレーカーが発動するといった未曽有の経済危機を迎えています。

2月20日頃に29000ドルあった平均株価が、1ヶ月ほどで23000ドル台まで下落し、日経平均株価も25000円を目指そうかという勢いから、一転して一時期18000円台まで下落しました。

ここに原油価格の急落が伴い、ドル円相場も101円台に。。。

ついこないだまで112円あったんですよ。。。

これって、日本の不動産市場にも大きく影響していきそうな気がしています。

ここ数年、日本の不動産は多くの外国人に買われてきました。

特に大阪は中国人の購入意欲がすさまじく、都心部の地価、タワーマンションの価格などを押し上げてきました。

2015年1元=20円台、そんな時期がありました。

ちょうど、中国人の爆買いがニュースになっていた時期です。

この頃の不動産市場はまだ停滞期であり、割安な価格で不動産を購入できていた時期です。

その時に5千万円で購入したマンションがあったとします。

中国の通貨『元』を日本円に両替し日本の不動産を購入します。

5千万円=250万元

ということになりますよね。

これがここ数年の不動産価格の上昇により、5千万円で買ったマンションが6千万円まで上昇していたとします。

今は、1元=14.8円(2020年3月10日現在)

6千万円=405万元

250万元が405万元に変わるわけです。

不動産の上昇率だけで考えると、6000万円÷5000万円=1.2倍

20%の上昇率ですが、為替レートを加味すると、なんと1.62倍の上昇率になります。

5年で1.6倍ですから、ここで利確したとしても不思議ではありません。

また、株価暴落で資産を処分する人たちも出てくるかもしれません。

売り物件が市場になだれ込んでくる可能性が高まっています。

不動産相場はどうやって決まるか?

需要と供給のバランスです。

買い手が多ければ多いほど、不動産価格は上昇し、売り手が多ければ多いほど不動産価格は下落します。

つまり、不動産価格の暴落への第一歩が始まっているといって過言ではないかもしれません。

インバウンド事業が中国、韓国の渡航規制で壊滅的打撃を受け、ホテル建築などもってのほかになり、ホテル建築用地として需要の高かった都心部の地価が下がり、建築需要の高さのせいで建築費が高騰していたため新築マンション価格が上昇し、新築マンション価格に引きずられ上昇していた中古マンション価格も下落し、負の連鎖が止まらなくなる予感が。。。

まさにバタフライエフェクトです。。。

外国人に人気のあったタワーマンションと、ここ数年で数倍に上昇した都心部の地価には大きく影響を与えそうです。

タワーマンションを保有しているあなた

今を逃すと売り時を失うかもしれません。

今が最後のチャンスかもしれません。

国内の不動産転売業者さんは、仕入れ中止の方向性を示してはいません。

ここ1、2年の売却事例をもとに買取金額を示唆してくれる可能性が十分にあります。

でも、これが数か月後になれば在庫がはけなくなり仕入れも中止してくることが予測されます。

また、数か月前の価格に比べ、安く買えるなら今が買い時と思う購入者もいるかもしれません。

このチャンスはそう長く続かない恐れもありますし、タイミングを逸してしまうと不動産相場の暴落の荒波に飲み込まれてしまう可能性があります。

僕たちの仕事は、お客様に一番最適な売却方法を提案することです。

今一番適している売却方法は、このタイミングで早期に売却することだと考えています。

タワーマンションはもともと、大規模修繕の問題が付きまとっていました。

不況になり管理費や修繕積立金の滞納などが始まると、管理が維持できなくなります。

築年数が古くなればなるほど処分は難しくなっていきます。

不動産価格はいつの時代も一定ではありません。

上がったり下がったりします。

数年、10数年保有していれば、また不動産相場が上昇して売り時が発生するとも限りません。

でも、その時にタワーマンション保有のリスクが表面化してしまっていればどうでしょう?

こわいですよね。。。

都心部の土地も同様です。

坪200万~300万円で買えていた土地が、インバウンド需要の影響で1千万円、1500万といった坪単価で取引されていました。

まだ売らないよ。

まだ売りたくない。

もっと上がるんじゃない?

こういうお話をされていた土地の所有者さんもいらっしゃいました。

いったいどうするのでしょう?

 

とにかく、早め早めの判断が重要になってきそうです。

早々のタイミングでのご相談をお待ちしています。

 

この記事を書いた人
大西 征昭

オーナー

大西 征昭Masaaki Ohnishi

不動産のことなら何でもお任せ。
ただの不動産屋ではないです、不動産の専門家です

  • line
  • facebook
  • twitter
  • instagram
  • youtube
  • tiktok