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2022年1月9日

今年はこんな年になる【不動産業界予測】vol.2

今日は第2弾として、

業界の広告の変化について予測していきます。

不動産広告といえば昔はTVCMや新聞折込といったものが主流でした。

大手不動産会社さんでは大々的にTVCMで自社の認知度を上げたり、中小不動産会社では新聞への折込広告で集客していました。

最近は若者のTV放れは顕著ですし、新聞を取らない家庭も増えてしまいました。

このような広告手段はもう過去のものとなっています。

次に登場したのがインターネット広告です。

広告といってもTVCMのような社名をアピールするものではなく、自社ホームページに誘導するものであったり、SUUMOやat-homeのようなポータルサイトに物件を掲載し、そこからの反響を取る手法へと切り替わりました。

この流れになるまでに、紙媒体、住宅情報誌などの有料雑誌やコンビニに据え置かれた無料雑誌に掲載することで、お客様からの問い合わせを獲得するといった広告活動もありましたが、この流れがあったため、広告費を使い集客するというものが不動産業界の中で一般的になっていったものと思われます。

ここ数年、いや10数年はこのポータルサイトによる集客活動がメインでした。

いい物件をより多く集めれば多くのお客さんを集客でき、より多くの売上が見込める。

物件ありきの集客です。

家探しをしているお客様からすれば、依頼する不動産会社はどこでもいいわけです。

なので、自分が取引した担当者さんの名前はおろか、業者さんの名前すら憶えていない、こんなことが起こり得ていたのです。

でもこの流れはここ1-2年で劇的に変化してきています。

私がRE/MAXに加盟したのが3年前。

RE/MAXの特徴はエージェント制度です。

このエージェント、最初はみんなフルコミ(完全歩合)の営業マンと同じ扱いしかしてもらえませんでした。

でも、コロナ禍になり、親しい人以外とはなかなか会いづらい世の中になった瞬間に風向きが変わりました。

リモートでの案内にも気軽に応えてくれ、ZOOMなどでの事前相談にも気軽に応じてくれ、親身になって提案してもらえるエージェントの存在価値が一気に向上しました。

不動産営業マンはできる限り会いたくない人(無言で物件を案内してくれればいい)から、できればお会いして話を聞いてみたい人(エージェント)へと進化したのです。

そうなってくると、そのエージェント(他社ではエージェントとは呼んでいない人たちも含め)さんたちが、どのような情報をどのような形で発信しているかということに注目を浴びるようになってきます。

その一つがInstagramであったり、TikTokであったりです。

少し前なら、FacebookやTwitter、ブログが主流でしたが、今の主流はInstagramやTikTokへと移行しています。

そしてそこからの問い合わせもどんどん増加してきています。

どんな物件を発信しているかではなく、誰がどんな情報を発信しているかに注目が推移しているのですね。

こうなると、物件ありきの物件探しが、どの人に頼むかといった物件探しに変わっていきます。

まさに待ちに待った時代の到来です。

〇〇駅徒歩〇分、家賃は〇万円まで。購入予算は〇〇万円まで。

こんな探し方ならポータルサイトの検索エンジンでできますが、自分たち家族に合った最適の物件はどんな物件なのか、それは価格や駅の距離からだけでは判断できません。

小学校までの徒歩分数は分かっても、学校への通学経路、車通りが多いとか、人気のない道を通学しなくてはいけないとか、細かい情報は現地に出向いてチェックしないと分かりません。

マンションの築年数は分かっても、そのマンションの管理状態や評判、駐車場、駐輪場の空き状況などはネットでは検索できません。

まさにお客様が必要とする情報を、聞かれる前に調べて答えてくれるエージェントの存在が求められているのです。

うちの会社でもポータルサイトへお預かりしている物件は広告していますが、最近のお問合せでお客様にヒアリングした話によると、

当社のホームページを見た

という人と

担当者の紹介ページを見た

というお客様が増加しています。

というより、半数以上がその回答をしてくれています。

見てくれているのですよね。

中には、いつも書いているブログを愛読しています。

と言ってくれるお客さまも。。

素直にうれしいっ。

 

今年はより一層、この傾向が強くなるものと予測します。

新聞広告⇒雑誌広告⇒ネット広告⇒SNS発信

より一層SNSの時代です。

そういえば先日、不動産広告の営業提案でTikTokからの反響を送客するという会社さんとお話ししました。

自社で運営しているTikTokアカウントへ問い合わせのあったお客様を、提携する不動産会社へ紹介しマージンをもらうという仕組みです。

不動産の売却一括査定の会社はすでにありますが、そういった流れですかね?

こうなると不特定多数のお客様を個人のSNSアカウントで集客するのは難しくはなると思いますが、そもそもSNSでDMを送ってくれるお客様って、その人に依頼したいから頼んでるのであって、どこか知らない不動産屋さんを紹介してほしいという話ではないような気がするのですが。。。

そこに勝機があるように思えます。

地道でもいいので、少しづつ自分たちの活動や考え方を発信していきたいと思います。

私個人的にはTikTokは不得手ですので、YouTubeやブログを通じて今まで通り発信していきます。

今年はその頻度を上げようとは試みてはいますが(笑)

今年のブログ投稿目標は60本/年

YouTubeは30本/年

この目標に向かって情報発信していきますので、応援よろしくお願いいたします。

この記事を書いた人
大西 征昭

オーナー

大西 征昭Masaaki Ohnishi

不動産のことなら何でもお任せ。
ただの不動産屋ではないです、不動産の専門家です

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