前回のBlogでは介護保険で受けれるサービスについて書きました。
ただ、高齢者=介護と必ずしも結び付くものではありません。
実際に、80歳になっても90歳近くになっても介護サービスを受けていない人も存在します。
ただ、亡くなるまで介護のお世話にはならない。
そうありたいものですが、年齢とともに体力は衰えていくものですし、いずれ受ける可能性があるものなら介護認定は比較的まだ動けるうちから受けておいた方がいい、家族はそう思うのですが、ご本人たちは元気である限り受けたくない、そう思っている人が少なくないのです。
ただ、人生の新たなステージへの一歩を踏み出すためには、時には選択と変化が必要です。
高齢になると、自宅を売却することを検討することは、多くの方にとって難しい決断です。
しかし、自宅を売却することは、新たな可能性と未来への道を開くことでもあります。
今日は、高齢者の方々に向けて、自宅を売却することのメリットと検討すべきポイントについてお話しします。
目次
自宅の売却メリット
①住環境の変化
高齢になると、住環境の変化が必要になることがあります。
病院や買い物施設(スーパーや薬局等)などが近くにない、家の近くの階段や坂道の昇り降りがきつくなってきている。
このようなケースや、自宅の階段の昇り降りが大変、お風呂やトイレが狭く使い勝手が悪い。
などのケースで自宅のバリアフリー改修工事が必要になる場合が生じてきます。
自宅のバリアフリー改修工事で補助金が使える場合もありますが、多額な自己資金が必要になることも。。
このような場合に、自宅を売却し、バリアフリー設備が整っている共同住宅・老人ホームなどの新しい住環境に移ることで、より快適で安全な生活を送ることができます。
② 資金の確保
自宅の売却により、多額の老後資金を手に入れることができます。
以前は老後資金として必要な金額は2千万円と言われていましたが、今では3千万円は必要という試算も出てきています。
この資金は、将来発生するであろう医療費や介護費のための備えだけでなく、趣味や旅行などの楽しみ、または家族や孫へのサポートなど、さまざまな使い道に役立てることができます。
③管理の負担軽減
自宅を売却することで、日常のメンテナンスや庭の手入れなど、住宅の管理にかかる負担を軽減することができます。
広いお庭がある自宅にお住いの場合、庭木の手入れ、草むしりなど、身体が健康なうちは苦にならなかった作業も、だんだんしんどくなってきます。
庭師を頼んだり、草むしりを業者さんに頼む費用も、積み重なってくるとバカになりません。
新たな住まいでは、メンテナンスや管理を専門のスタッフが行ってくれるのでその負担からも逃れることができます。
自宅売却の検討ポイント
①ライフスタイルの見直し
自宅を売却する前に、自分のライフスタイルや将来の予定を考えましょう。
移転先を今お住まいの地域の近くにするのか、全然違う場所にするのか、家族の近くに移転するのかも含め検討が必要です。
自宅の近くに必要な施設やサービスがあるか、趣味や友人との交流が充実できる環境かなど、自分にとって最適な住まいを見つけるために、じっくりと検討しましょう。
②ファイナンシャルプランニング
自宅を売却することで得られる資金について、将来の経済的な安定を考えましょう。
ライフケアプランナーやファイナンシャルアドバイザーと相談し、将来の医療費や生活費を見据えた資金計画を立てることが重要です。
いくらあれば老後の生活資金を賄えるのか、不足分の資金をどう補っていくのか、元気なうちに専門家の意見を聞き計画を立てておきましょう。
③売却査定
今のご自宅がいくらで売れるのか?
実際に今売るという決断をしない場合でも、将来その時が来た時にいくらで売れるものなのかを知っておくことも大事です。
〇千万円で売れるだろう。
ご自身がそう思っている家でも、実際には流通やニースがほとんどないエリア、物件もございます。
そうは言っても、売らない前提なのに不動産会社に聞くのも申し訳ない。
そう思う方も多いのではないでしょう?
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高齢になると、自宅を売却することは新たな人生のステージへの一歩です。
自宅を売却することで得られるメリットや検討すべきポイントを考慮し、将来の安心と豊かな生活のために、柔軟な選択と変化を受け入れることをお勧めします。
新たな住まいでの新たな人生の始まりを楽しみましょう。