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2023年5月24日

前回までのおさらい

老後の住宅、何を選ぶのが正解?

 老後の住宅、何を選ぶのが正解?Vol.2

と、前回、前々回でいろいろお話してきましたが、どのような施設を選ぶのかという話の中で、どうしても重要になってくるのは、介護認定のお話です。

介護認定については、前回のBlog記事で詳しく説明しておりますので、そちらをご覧ください。

要介護3以上であればどの施設にも入所はできますが、要支援、自立と判断された場合には、その選択肢は限られてきます。

老人ホーム種類

要介護、要支援でないならそもそも施設に入る必要などないんじゃない?

そう思っている方は少なくありません。

実際に、ここ数年都心部にあるタワーマンションの一室に老夫婦が引っ越して来られるケース、これも多く見られました。

戸建は階下、階上への昇り降りが大変。

掃除が大変。

駅などの交通機関への距離、買い物に行くにも車での移動は大変などの理由で、都心部のマンションへの引越してくるケースです。

タワーマンションなどではコンシェルジュさんがいたり、夜間でも巡回してくれる警備員さんがいたりで防犯面でも安心です。

介護の状態が進行し、施設に入所することになった場合でも、資産化するのも容易。

そういった理由で老後の住まいとして選ばれるようになりました。

たしかに、先日起こった広域強盗事件などのニュースを見ていたら、広い戸建てに老夫婦だけで住んでいること自体がリスクに繋がっています。

介護を受けるための自宅のバリアフリー工事費用も多額なものになりますし、庭の手入れや掃除で外部の人を雇い入れるのも費用面だけでなく、防犯面でも心配です。

そう考えればこの引越しはとても理にかなった引越しなような気もします。

いつまでも元気であればこの選択肢は最強って言っても過言ではないかも?

ただいつまでも健康ではいられないのですよね。。

かといって、施設に入るにはまだまだ元気すぎる、そう思っている人たちは増えているのではないでしょうか?

こういった選択肢を選ぶ人の多くは、こう考えています。

老人ホームは高級な所もあるし、快適に過ごせそうな施設もある。でも、一旦入ったら出てこれない、一生涯過ごすところと考えると躊躇してしまう。

サービス付き高齢者向け住宅、これは介護サービスも受けれるし、賃貸住宅なのでいつでも転居できるが、規模感も含め快適に住めるイメージが持てない。。。

高級リゾートマンションに泊まっているような、豪華な食事や快適な居住空間、それであれば毎月数十万円払っても満足いくかもなのですが、そのイメージは持てない。

それならば、自宅で好きな場所に出かけたり、好きな料理を毎日堪能したり。その方が豊かな老後生活に思えます。

今までの人生で成功した人であるなら、なおさらそう感じるでしょう。

転居したいと思う居住空間ではないからです。

そう思い、どういった住まいが高齢者に適しているのか、そう考えていたらこんなマンションを見つけました。

 

シニア向け分譲マンション

シニア向け分譲マンション【サンミット大日】です。

この物件は大阪メトロ谷町線『大日』駅前にあるイオンモール大日に隣接するマンションです。

イオンモール大日は食料品やアパレルなどの専門店舗だけでなく、映画館も併設している商業施設です。

飲食店舗も数多く出店しており、1日中遊びつくせる大きなショッピングモールが、マンションを出ればすぐ目の前にあるといった好立地の物件です。

外から見れば一般の分譲マンションと何の遜色もありませんし、その横にも高層のタワーマンションが立ち並んでいます。

これは面白そう!

と、興味津々で実際に見学にも行ってきました。

実物を見ましたが、思っていた以上に快適な生活空間です。

まず、エントランスを入ると、ホテルのチェックインカウンターのような空間が広がっています。

ラウンジも兼ね備えられており、ちょっとした商談にも使えそうなスペースです。

個人的には、マンションはこうした共用スペースがどれほど充実しているか、ここが争点だと思っています。

居住空間は戸建に比べ狭くなるのは当然ですし、駅近などの立地面でマンションに分があるのは当然です。

駅が近くなる、それだけの話であれば賃貸住宅で十分なわけで。。。

共有部分はいつもきれいにしておく必要があります。

この維持管理だけでも相当な費用がかかるわけですが、この空間を維持していること、これがマンションの資産価値に繋がるものだと思っています。

エントランス、共用ラウンジは合格です。

次に、自立し自由に動き回れるうちは、大型ショッピングモールに隣接している、これは大きなセールスポイントだとは思いますが、介護・介助が必要になった時、そのサポート体制はどうなっているのか、また建物内で過ごすことが多くなってくる要介護期になった時、施設内でも娯楽空間がどのくらい充実しているのか、そこも大切になってきます。

マンション内の共用施設

まず一番インパクトに残ったのは、マンション内にある大浴場です。

ここは温泉なの?スーパー銭湯なの?

と目を疑うような大浴場。

自室にもあるお風呂ではなく、毎日ここに入りに来たくなるような大浴場でした。

そして、なんとカラオケシアタールーム

ここは遊びにきたお子さんやお孫さんとも楽しめるスペースだそうです。

そして、同じ入居者同士で楽しめる娯楽室

ここには囲碁や将棋、麻雀まで楽しめるスペースとなっていました。

もう一つの娯楽室には卓球台が置いてあり、こちらも入居者同士で、家族でも楽しめる共有スペースです。

ここに入居する人のためというより、シニア層の入居者さんを意識していますので、ご自宅に遊びに来た家族も楽しめる空間、そこを意識しているように思えました。

次に毎日の食事も提供してくれるオーナーズレストラン

こちらでは、毎朝、昼、夕食を提供してもらえることはもちろんのことながら、家族や友人などのゲストも一緒に食事をすることができます。

レストラン内には個室のプライべートルームもあり、誕生日会や還暦、古希、喜寿などの長寿祝いも開くことが可能です。

ご夫婦で入居し、結婚祝いをこの席で家族とお祝いとかも素敵ですよね。

もちろん、ご家族が宿泊するためのゲストルームも用意されていました。

もちろんマンション内に備わっている共有施設です。

おじいちゃん、おばあちゃんに会いに来て、イオンモールで遊び、このマンション内でカラオケや卓球を一緒に楽しみ、宿泊して帰る。

ちょっとした旅行気分で楽しめる宿泊施設のようです。

ただこれだけでは、高級リゾートマンションとなんら変わらなくなってしまいます。(笑)

医療サポート

シニア向け分譲マンションと謳っているくらいですから、医療関係との連携や体調管理などのサポート体制が一番重要なポイントとなってきます。

まず、1階エントランス横に併設のリハビリステーションがありました。

いろいろな運動器具が装備されれており、マンションの下ということもあり続けやすい環境が整っています。

室内には緊急呼び出しボタン見守りセンサーが配備されおり、いつでも管理人室、警備会社との連携が保たれています。

もちろんそれだけではなく、看護資格を持っているコンシェルジュも毎日待機しているそうです。

見守りセンサーは、トイレの前に装備されており、長時間に渡りトイレを使用していないだけで緊急信号が送られるそうです。

ご家族にすれば少し安心できる設備です。

これだけの共用施設、管理体制が整っているため、管理費は通常のマンションよりは高くなりますが、老後の生活を楽しむためには致し方ない出費なのかもしれません。

しかも、賃貸住宅ではないため、老人ホームに入所するとなれば転売することも可能です。

その売却資金を老人ホームの入所資金に充てる、こういう考え方もできますもんね。

こういうマンションが存在しているというのは、今回初めて知りました。

シニア向け分譲マンションという存在を知らない方も、まだ数多くおられるでしょうし、今までの選択肢の中で存在しなかった選択肢だと思います。

ただ、選択肢は大いに越したことはありませんし、快適な老後生活を送るためにはこうした選択肢を選ぶことも視野に入れておいて損はないと思います。

一度見学に行かれてはどうでしょうか?

よければ同席させていただきます。(笑)

詳しくはサンミット大日のホームページをご覧ください。

※写真はサンミット大日ホームページから抜粋させていただいております。

この記事を書いた人
大西 征昭

オーナー

大西 征昭Masaaki Ohnishi

不動産のことなら何でもお任せ。
ただの不動産屋ではないです、不動産の専門家です

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