L-style NOWブログ

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  3. 理想的なオフィス作りに向けてVol.10
2022年12月9日

2020年、RE/MAX L-styleのエージェントさんが一気に増えました。

リクルートというか、エージェント面談のコツを掴んだ私は面談を積み重ねます。

といっても、この仕事の楽しさを熱弁していただけですが。

2020年当時のメンバー

焼肉屋さんを自ら運営したが不動産契約のもつれで廃業、自分と同じような人を増やしたくないと自らがエージェントになる決意をしたM島さん。

建築業界に長年従事していて独立開業を目指していたが、不動産分野の知識をもう少し身に付けようとエージェントになったK野さん。

大家業を目指している過程で不動産知識を身に付けるためにエージェント加入したH内さん。

美装、クリーニングの仕事を自ら経営する過程で、不動産業との密接な関係性に惹かれエージェントになったY城さん。

小谷さん以来、RE/MAX L-style2人目の女性エージェントになったT澤さん。

サラリーマンの傍ら、実務も勉強したいとエージェントになったU原さん

次々と未経験エージェントが加わりました。

最初のM島さんを除いては、兼業でのエージェントでした。

M島さんはハートの熱い男で、何事に対しても一生懸命取り組む人でした。

ただ、不動産の営業マンというイメージではなく、職人タイプの人で、一見のお客さまに接客するというところでは苦戦していました。

エージェントというこの仕事、結果がついてくるまでにはどうしても時間がかかってしまうものです。

特に、異業種から参入する場合、自らのネットワークを不動産のお客さまに変えていく作業で苦戦するケースが多くみられます。

『不動産の話を結構相談されるから』

『周りで不動産を借りたり、購入したりする人が増えているから』

そう思って、エージェントを始めてみたけども、始めた途端バッタリとそうした話が聞けなくなった。

こういう人は少なくありません。

なぜそうなるのか?

実は、答えは簡単なのです。

今までは不動産屋さんではなかったので、気軽にその人に聞けたものが、不動産屋さんになった途端、仕事として頼まなくてはいけなくなった。

同じ仕事として頼むなら、プロに頼もう。

無償だからこそ相談してきたケースが多かったのです。

それを仕事として対価を求めた瞬間に、相談案件が一気になくなった。

そういう人を多く見てきました。

何が問題なのかというと、経験・知識がまだ足りていないにも関わらず、エージェントであるからといって一人で解決しようとすることなのです。

今までは、プロじゃない立場なので

『それは〇〇じゃないかな?自分はこう思うよ。』

これで通じていた話なのに、立場が変わればそういうわけにはいかなくなります。

プロとしての意見を求められた瞬間、固まってしまったり、生半可な知識でしゃべってしまったり。。

エージェントになったばかりで、専門的な知識をペラペラと話せる人などいるわけがありません。

しゃべれないのが当然なのです。

その時に、素直にオフィスオーナーの力を借りれるか他のエージェントの力を借りれるかここが試金石になります。

でも、未経験からエージェントを志す人たちなので、気持ちが強く、簡単には人の力を借りたくない、そう思う人も少なくありません。

もちろん、この考え方は多くの場合間違ってはいません。

でも、自らの力がまだ足りていない、そう認識することも必要です。

頼りすぎるのも問題ですが、頼らなさすぎるのも問題です。

頼みやすい環境を作ろう、こう思って試行錯誤しますが、当オフィスには私以外のスタッフもいませんし、マネージャー的な人も存在していません。

かといって、

『Siri、〇〇を調べて』

『アレクサ、電気を点けて』

このように、私自身が常に側にいて、エージェントに同行し、助け舟を出せるわけもありません。

エージェントをサポートできるスタッフを雇用することももちろん考えました。

他のオフィスでは、そうしたスタッフ・マネージャーを雇用しているオフィスも少なくありませんでしたので。

でも、傍目に見るオフィススタッフとエージェントの関係性は良好には写っていませんでした。(※今は違いますよ)

固定給をもらっているオフィススタッフと、完全なる業績報酬で動いているエージェントさん、この温度差が埋まっていなかったのです。

以前経営していた会社でも、固定給の社員(ほとんどこの給与形態)とハイコミッションの社員が混在になっていた時期があり、この温度差、双方の間に流れる微妙な空気感で悩んだ時期もあったので、うまくいくビジョンが見えなかったのです。

ここでどうしようか悩みました。

結局自分が指導し、自分がサポートするという道を選択したのですが、全ての案件をカバーできるわけもなく、他のエージェントさんたちにも負担はのしかかっていきました。

でも、うちのメンバーはやさしいのでしっかりとフォローはしてくれていたんですよ。

自分の活動の傍ら、エージェントさんのメンタルケアも含め、しっかりと。

でも、エージェント同志でもっともっと協力し合える環境を作れないと、エージェントが潰れてしまう、もっと早い段階で相談できる環境を作らなきゃ相談から案件に変わっていかない。

そういう危機感もあり、ベテランエージェントを新しい仲間に加えたいと切望するようになりました。

ベテランエージェントの加入

未経験のエージェントさんたちが一気に増え、サポート体制を充実する必要性にかられました。

小谷エージェント、松本エージェント、住エージェントという独り立ちできるエージェントさんたちは、縁もあり運もありで、おかげさまで確立できましたが、未経験の彼らを一人前にしていくためには、既存エージェントさんたちの力ばかり借りるわけにもいきません。

そんな時、ひょこっとまた幸運が舞い込みます。

RE/MAX L-styleのオープニングセレモニーにも参加していた友人が、前の会社を退職し、次どうしようかとポロっと発言してきたのです。

彼とはこの時点でもう25年来の付き合いでした。

出会った当時は私の先輩でした。

先輩といっても、その会社では私の方が先輩、でも年齢、不動産経験では私の方が後輩という立場でした。

プロ野球の世界では、プロ入りした年度ではなく年齢・学年で先輩後輩が決まるそうですが、私も彼ももちろんプロ野球選手ではありませんでしたから、こっちはこっちで先輩と思っています。

向こうは向こうで、年齢が上なので先輩と思っています。

なので、その当時はあまり仲良くはありませんでした。

『エラそうなヤツだな。』

そう思っていましたので。(笑)

でも、その後の人生でも深くかかわっていきます。

分からないものですよねー。

一緒に働いていた会社を辞め、別の会社で働きだした私、その会社にもよく遊びに来ていました。

彼は仕事のフリをしてサボりに来ていただけですが。。

その会社を辞めるときにも助けてもらいました。

社長と喧嘩別れをし、独立開業を決めた後、後味が悪いので、その会社に自分の代わりに入ってくれと頼んだり、開業した後も、店舗展開したいからおいでと誘ってみたり、とにかく腐れ縁のように繋がっていきます。

なんやかんや言いながらも、彼の仕事の能力は買っていたのです。

ただ、ほんと仕事をしない人でした。

必要な時にしか仕事をしない、試合開始からスタメンで使えないタイプです。

サッカーW杯日本代表、堂安選手や三苫選手のようなスーパープレイヤーではありませんが、ゴール前、相手にフリーで攻められ、誰もが諦めた時に足を延ばし、相手の決定機を阻止する、それもたまたま、そんな感じかな?(笑)

とにかく、バイプレイヤーとしては必要な人材だったのでしょうね。

そして、今回もこのタイミング。

実にいいタイミングで合流してくれました。

これで自分の代わりに、エージェントさんたちをサポートしてくれる人材が確保できたのです。

もちろん、スタッフではなくエージェントとして誘いました。

エージェントの傍ら、他のエージェントをサポートしてくれ、その代わり稼げる環境を作る、こんな口車にまんまと乗ってくれました。(笑)

今では、L-styleに欠かせない存在感、頼れるおじいちゃん!

それが坂田エージェントです。

坂田忠士

あのオープニングセレモニーからちょうど2年が経とうとしているこのタイミングで、しかもベテランのエージェントが欲しいと思っているタイミングで、こういう話の流れになるとは、やはり私がツイているのか彼がツイているのか?

とにかく、L-styleに心強い仲間が加わりました。

でもまだ、自分の中では経験者と未経験者のバランスは常に1対1が望ましいと考えています。

『もう一人ベテランが欲しいな。』

『あと宅建士の数も今後エージェントが増えた時に心配だな。』

そんなことも考えていました。

すると、もう一人心強いベテランが同時期に加わるのです。

次は誰だ?

すごくベテラン感満載のエージェント候補さんが面談にきました。

風貌、話し方、すべてにおいて落ち着いているし、全くガツガツしていませんでした。

不動産経験〇十年という人に見られがちな、

『この会社いくらくらい稼げるの?』

歩合率のいい、反響の多そうな会社を探している、そんな色眼鏡でしか見てこないタイプとは違っていました。

宅建ももちろん持っています。

経験も豊富です。

ちょうど欲しい人材ではありましたが、経験者を入れる際にいつも私が気にしていることがあります。

既存エージェントとの相性です。

欲しい人材ではあるが、いい雰囲気になりつつあるこの雰囲気を壊すくらいならいらない。

経験豊富な人だし、そこが心配だったのでいろいろ探ってみます。

すると、思ってもいなかった言葉が次々と出てきます。

『もういい年になってきたし、ゆっくりと仕事がしたいんです。』

『ノルマとかもない、自由な環境でのんびり仕事がしたいんです。』

『そんなにお金も稼がなくてもいいし、それなりに稼げれば十分です。』

他の仕事を掛け持ちでしているわけでもないですし、完全にリタイヤしたいわけでもない。

『今まで長い間不動産屋をしてきたし、今さら他の仕事はできないし、ゆっくりとさせていただきます。』

エージェント面談で初めて会ったタイプだったかもしれません。

この感じなら、誰かとトラブルになることもないし、今まで培った経験が必ず他のエージェントの役に立つはず。

そう思った私は、未経験者たちをサポートしてあげてほしいとお願いをしました。

すると、

『できることはしますよ。でもあまり時間を取られるくらいなら、できればやりたくない。』

はっきりと自分の意思表示はするタイプでした。

この人に、いつかもう一度、本気で仕事をしてもらう環境を作ろう。

変な意味でスイッチが入った瞬間でした。(笑)

今では、未経験者さんたちのサポートを自らかって出てくれたり、

『もう、これ以上仕事したくないー。』

といいつつ、みんなの面倒を見てくれています。

とてもありがたい存在、それが城山エージェントです。

城山純一

関西のRE/MAXエージェントさん、オフィスオーナーさんにはお馴染みになってきましたが、【城山’sBar】のマスターでもあります。

うちのオフィスにあるBarで月に一回RE/MAX仲間たちの交流会を開いてくれ、うちのエージェントさんだけでなく、他オフィスのエージェントさんの悩みも聞いてくれる、頼れる兄貴として存在感を発揮しています。

売上だけ、数字だけでなく、こうした縁の下の力持ちの存在、それがRE/MAX L-styleを支えてくれています。

RE/MAXに入ってからも、個人売上で表彰されたことのある城山さんですが、それ以上にみんなのサポートをしてくれていることによる貢献度は非常に高いものとなっています。

来年はRE/MAXでもサポート大賞作ってくれないかな?

Blogを見てくれている本部のみなさま方、ご検討よろしくお願いします!

 

これで第2期RE/MAX L-style黄金メンバーが揃いました。

新しいメンバーが加わり、1年目と比べてもよりパワーアップしたチーム構成になり、3年目へと突入することになっていきます。

2020年9月の出来事でした。

新しい船出です!

この記事を書いた人
大西 征昭

オーナー

大西 征昭Masaaki Ohnishi

不動産のことなら何でもお任せ。
ただの不動産屋ではないです、不動産の専門家です

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