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  3. 家を買う前にまずこれを読もう
2021年6月7日

ポータルサイトで良さそうな家を見つけて不動産会社に問い合わせをして、家を見にいく。

これがスタンダードだと思っていたら大間違い。

不動産屋さんは、あなたにとって最適な提案をしてくれるパートナーではなく、その家を売りたいセールスマンです。

今のようなネット社会になり、自宅にいながらでも物件を探せる便利な世の中になった反面、不動産の探し方が間違った方向に進んでしまっているような気がしていまして。。。

今のネット、ポータルサイトはどんどん便利になっています。

最寄り駅から検索、住所から検索、この住所も◯◯町っていうところから検索できるようになっていますし、地図上から検索することも可能です。

価格帯は事細かく設定できますし、付属設備などから検索することも可能になっています。

つまり、事細かく条件を絞り込めば、掲載されている全ての情報の中から自分に合った物件を見つけ出すことができるのです。

でも、逆のことを言えば…

徒歩10分以内で絞り込めば、【徒歩11分】の物件には決して巡り会うことができませんし、築20年以内で検索することにより、【築21年】の物件と出会えることがありません。

最寄り駅からは徒歩で13分かかるが特急停車駅、徒歩9分だが各駅停車の電車しか止まらない駅が最寄り駅。

これなら、徒歩13分の特急停車駅の物件の方が便利で住みやすかったりしませんか?

 

築15年だけど室内は手入れが行き届いていなくかなりのリフォームが必要、かたや築21年だけど数年前に500万円かけてリフォームした履歴がある。

どっちがいいでしょう?

私なら後者を選びます。

 

不動産物件には価格がついていますが、不動産には定価というものがありません。

小売希望価格みたいなもので、『この金額で売りたい』と売主さんがつけている金額です。

その価格の中には、値引き額を想定しているものもあれば、一切の値引きに応じれないギリギリの価格で値付けしているものもあります。

売出し開始から半年経過し、価格も当初から一切の値引きも入っていない物件があったとします。

先ほどのケースのように、ローンの残債額との兼ね合いで値引きができない物件であったとしても、その半年間の間に多少の返済も進んでいるかもしれませんし、諦めて身内から多少の援助を取り付け損切りしようとしているタイミングなのかもしれません。

ですので、交渉の余地は生まれていそうです。

でも、売出しからまだ1週間、案内もひっきりなしに入っている。

こういった物件の場合は、値引きの余地どころか、募集金額で買いたいと言っても、早い者勝ちでその物件を購入することができないこともあります。

先日も同じ物件に買付け(購入申込書)が同日に何本も入るというケースもありました。

昨日、一昨日にネットでチェックしていた物件が、今日見たらもう掲載されていない。

こんな経験をしたことないですか?

Amazonや楽天で買い物していても起こり得ますが、不動産でも実際にはしょっちゅう起こっています。

いい物件はすぐなくなる。

相場より高いなと思う物件は、いつまで経っても掲載されたまま。

でもその、相場感が分からないから難しいのですよね。

だから、自分に寄り添って適正なアドバイスをしてくれる担当者が必要なわけです。

 

冒頭でお話ししたように、物件から問い合わせをしてやってくる営業マンはその物件を【売りたい】営業マンです。

適正なアドバイスどころか、その物件のセールスアピールしかしてこないはずです。

『この物件は、相場から見てどうですか?高いですか?安いですか?』

『そうですねー。高くはないですよ。近くの物件が今◯◯万円で出ていますから、それに比べて安いですよ。』

何百件という売り物件がありますので、その中には相場から飛び抜けて高い物件もあったりします。

そこを引き合いに出してこられたら、どんな物件でも安く見えてしまいます。(笑)

不動産を探すときには、物件ありきではなく、自分に合った物件はどんな物件なのかを提案してくれるパートナーがとても大切なのです。

『担当してくれるなら海千山千のベテラン営業マンがいいなぁ』

そんなこと思ったりしたことないですか?

たしかに、あなたのことを第一に考えてくれるベテランの営業マンさんなら最強です。

でも逆に、あなたのことより、売上のことを第一に考えるベテラン営業マンならどうでしょう?

この場合、営業マンに都合のいいように誘導されるだけの話です。

今の時代、物件をネットで検索できるように、Facebook、Instagramなどで不動産会社の営業さんの個人情報もある程度は検索が可能です。

そこでまずどんな人物像なのかを検索してみてください。

今までの経験でいうと、怪しい商法でお客様を嵌め込んでいるような営業マン、ローンを改竄する業者さん、お客さんに恨みをかうようなやり方をしている人たちはSNSで検索しても実名ではほとんど出てきません。

かたや、お客さんに真摯に向き合って仕事をしている人たちは、趣味趣向、家族とのプライベート情報まで全て公開しています。

私たち不動産仲介の仕事、お客さんの携帯番号はもちろん、お勤め先から家族構成、年収から勤続年数、投資用不動産の場合なら預貯金などの金融情報まで全て知り得てしまいます。

事細かい個人情報まで全て知られてるのに、相手側、担当してくれる営業さんの情報は一切分からない。

そんなアンフェアなことがありますか?(笑)

自分自身のことも、家族のことも、趣味のことも、仕事への取り組み方も考え方も、全て公開している、これが少しは信頼度、信用度への判断基準には役立つかなと?

ちなみにRE/MAXのエージェントは、エージェントサイトで自らのプロフィールや不動産に対する想いなどを語っています。

そこではエージェント各自が書いてるブログなども見ることができ、どんな活動をしているのかや、過去の不動産を始める前の経歴なども知ることができます。

そこで、どんなエージェントなのか、どんな人物なのかを把握することができますので、それがまさに、今RE/MAXのエージェントが日本各地で活躍できている、選ばれている理由の一つだと思っています。

不動産会社を選ぶ時代から、担当エージェントを選ぶ時代

それは前から言い続けている話ではありますが、これからは

物件を選ぶ時代から、物件を選んでもらうエージェントを選ぶ時代

こうなっていくのではないでしょうか?

不動産を購入する、売却するという行為、これ自体は買主さんと売主さんが直接することは可能です。

でもなぜ、その直接取引が流通していかないか?

そこには理由があります。

できることなら、お互いに不動産会社を介さない方が仲介手数料の支払いが不要になるので、金銭的には大きな金額が浮いてくることになります。

ただ契約書を作ってもらうだけなら、知り合いの不動産屋に声をかければ作ってもらえるかもしれません。

でも直接取引では、お互い大きなリスクを背負う可能性もあります。

契約上のリスク、建物、土地など物件自体に潜むリスク、地質上のリスクも含め、それらを一般の人が調査する、リスク回避する契約条項を定めることは不可能に近い話です。

スーパーやコンビニで買えるような商品のように、いつでもいくつでも買えるような商品ではありませんので、失敗したら小さな傷では済まないこともあります。

そのリスクを回避する、軽減するために私たち不動産会社が必要になってきます。

でも、その不動産会社が、その担当者が自分の味方でなければ恐ろしい話ですよね。

自分の味方になってくれて、親身に、親切に、丁寧に、ダメなものはダメとはっきりと主張してくれる、そんなエージェントが必要になってくる時代はもう到来しています。

みなさんも物件選びではなく、担当者選び、エージェント選びに重点を置いて住宅探しを心がけてくださいね。

エージェントのご指名はRE/MAX L-style、エージェント紹介のページからも可能です。。

お問い合わせお待ちしております。

この記事を書いた人
大西 征昭

オーナー

大西 征昭Masaaki Ohnishi

不動産のことなら何でもお任せ。
ただの不動産屋ではないです、不動産の専門家です

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