リスクとは、自分が何をやっているかよくわからない時に起こるものです。「ウォーレン・バフェット」
人生最大の買い物、それが不動産です。
購入前に、そのリスクについて知っておくのは当然だと思いませんか?
今日はそんなお話を。
目次
不動産購入時の年齢
一般的に住宅購入をする年代って何歳くらいが多いか、そんなデータを見つけました。
分譲戸建(新築)では約65%が20代、30代で
分譲マンション(新築)でも約54%が20代、30代で購入しています。
中古戸建・中古マンションでは40歳以上が6割以上を占めていますが、不思議なデータですよね。
人生経験が豊富になる分、見た目にとらわれず実利を取ったということでしょうか?
住宅購入のタイミングとして、まず最初に検討するのがお子さんの入学のタイミングです。
卒園のタイミングで、ぽつぽつと
『〇〇さん家、マンション買ったらしいよ。』
『〇〇さん、家を新築したんだって。』
という噂話が聞こえてきます。
すると、うちも家買ったほうがいいのかしら?
こうしてマイホーム探しが始まっていきます。
ここで、変なライバル意識が生まれることも多く
『〇〇さんの家、新築なのに、うち中古って何だかイヤだな。。』
こうして、20代、30代では新築志向が強くなるのです。
初婚年齢もどんどん高くなってきています。
50年前は20代半ばだった初婚年齢が、今では男女とも30歳前後まで遅くなっています。
定年が60歳から65歳まで引き上げられましたが、それでも30代半ばならそこから30年、そう考えると
『今買っておかなければ、定年までに払い終われない。』
そう考えてしまいがちです。
なのでこのタイミングで住宅購入を検討する人が多くなるのです。
マンション派?それとも戸建派?
家を購入する時に、まず最初に検討するのがマンションにするのか戸建にするのかという選択です。
マンション派のあなたは、交通の利便性重視、セキュリティー重視という人です。
駅前の戸建てってないわけではありませんが、どうしても価格が高くなるのと、数が少なくなるため手に入りにくくなります。
その点、駅前には数多くのマンションが建てられていますので、駅近物件を選ぶとなると、どうしてもマンションに偏っていくのです。
かたや、戸建を選択する人たちは、広さ重視、駐車場代がかからない、毎月の管理費・修繕積立金がかからないというような理由で選びます。
建物の延床面積が100㎡を超えてくるマンションはそんなに多くはありませんが、戸建ではその広さがスタンダードになってきます。
セキュリティー面ではオートロックや防犯カメラ、管理人さんが24時間常駐しているマンションもあったりしますし、相対的にマンションの方が高くなります。
その分管理費が必要になりますし、それとは別に修繕積立金も必要になります。
管理費と修繕積立金を合わせると、60㎡~70㎡の広さでも、月額で15,000円~25,000円程度は必要になりますので毎月のランニングコストは高めになります。
これを高いと言う人もいるのですが、管理費を毎月払う代わりにエントランスなどの共用部は常にきれいに掃除されていますし、エレベーターなどの点検もこまめに行われています。
管理人さんがマンション内を巡回してくれたり、不審者の出入りを静止してくれるためセキュリティーは高くなります。
いわばその対価が管理費なのです。
そして修繕積立金、この積立金によりマンションの大規模修繕、外壁塗装や防水工事、マンションの床の貼替えや玄関ドアの交換などの行います。
これらの費用に充てられているのが修繕積立金です。
戸建の場合は、これらの費用は必要ありませんが、玄関廻りの清掃や屋根の張替え、外壁の塗装などの工事はその都度支払っていかなくてはいけません。
結局その費用を積立している人が少ないので、20年経てば建物の価値は0、こんなことを査定に来た不動産会社の社員に言われてしまうわけです。
戸建を購入する場合でも、将来の屋根の張替え、外壁塗装などにかかる費用を毎月1万円でもいいので、しっかりと積み立てておきましょう。
ここにマンションと戸建を比較した『選んだ理由TOP10』というデータがあります。
マンションを選ぶ人は【防犯性】、【最寄駅からの距離】、【管理】などを重視して購入しています。
かたや戸建を選んだ人は、【住戸の広さ】、【間取り】、【駐車場】などを重視した結果戸建を選んでいます。
戸建でホームセキュリティを導入する人も増えてきていますが、結局どこまでのセキュリティを入れるかによって毎月の費用も大きく変わってきます。
防犯面を重視する場合はどうしてもマンションに軍配が上がってしまいますよね。
駐車場が2台分必要という人には戸建がお勧めです。
マンションでも2台分確保できるマンションもあるのですが、基本的には1部屋に付き1台分、余っていたら2台目も貸してもらえる、そんな規約になっていることも多いので、この場合は戸建をメインに探していくことになりそうです。
まずは、生活設計をお聞きしライフスタイルもしっかりとお聞きした上で、マンションがいいのか戸建がいいのか、そのアドバイスをさせていただく、それが当社のスタイルです。
将来買換えの予定も含め探していくのか、ローンが払い終わる35年先まで住むことを考えて家探しをするのか、これによっても方向性は変わってきます。
6~7年先にステップアップして家を買い替えるのか、それとも売ることを考えずに物件選びをしていくのか、これがまず最初の分岐点。
そして、将来の住み替えを視野に入れての家探しであるなら流通性の高い物件、将来価格が読みやすいエリアを選択することになります。