不動産業社さんは日本中にたくさんあります。
でもその多くは分かりやすい特徴を備えています。
『当社は投資用ワンルームの世界では業界No.1です』
『中古マンションのリノベーション実績は◯◯戸/2019年度実績』
『◯◯区での仲介実績◯◯件』
各社のホームページを見ていると、こんな数字が飛び交うホームページも少なくはありません。
賃貸で部屋を探すならアパマン、エイブル?
売買仲介なら住友不動産販売、三井のリハウス、東急リバブル…
何か分かりやすいイメージがついていますよね?
マンションを売却するなら
「やっぱ大手だし名前も聞いたことあるから◯◯でしょ?」
「賃貸の部屋探しするならCMもしてるし安心だから◯◯に行くべきかなぁ?」
こういうイメージ戦略ですよね?
かたや当社はと言うと、
「不動産と一言で言っても、何がメインですか?」
こう言われてよく困惑します。
私一人で営業していた開業当初は、
「投資用不動産の仲介をメインにやっています」
民泊施設運営をしていた時は、
「不動産だけでなく、民泊施設の運営もしています」
などと、自分がやっていることを述べるだけだったので、そのタイミングでメインに行っている業務を話すことができました。
でも今RE/MAX L-styleには総勢14名ものエージェントが在籍しています。
その中には
『投資用不動産仲介』
『マイホーム(実需)のマンション仲介』
『マイホーム(実需)の戸建仲介』
『賃貸管理』
『賃貸仲介』
『店舗などテナント仲介』
それぞれのエキスパートが揃っています。
その上、FP1級、全米リアルター協会公認の資格 CIPS®(国際不動産取引士)、公認不動産コンサルティングマスターなど様々な資格を持つエージェントも増えてきています。
更地にさーっと建築図面を起こすことができるエージェントもいますし、マンション、テナントなどのビルメンテナンスを行ったり、外壁塗装など建物の維持修繕を業務にしているもの、助成金などのコンサル業務を行えるものなど多岐に渡るメンバーが揃いました。
この状況で、
「御社は何をメインにされている会社ですか?」
と尋ねられると、困惑してしまう理由が分かっていただけたでしょうか?
「基本、不動産に関わる案件なら何でも引き受けています。うちにはいろいろな専門的分野のプロフェッショナルがいるので。」
現状はこんな受け答えになってしまっています。
このことって、マーケティング的には良くないんですよね。
焦点がぼやけてしまうから。
でも、うちのオフィスはというよりRE/MAX的には、これでOKなのです。
RE/MAXはエージェントセントリックモデルといって、エージェントを中心に組織作りを行っています。
エージェントが働きやすい環境を作り、エージェントがより多くの利益の配分を受けとることができるシステム。
それを行うことにより、より一層顧客へのサービスが充実し、顧客満足度を高めることができます。
一人一人のエージェントが自分のブランド力を高め、専門職を極めていく。
その集合体がRE/MAXオフィスである。
そういう位置付けを意識しています。
何屋さんなのか?
ではなく、一人一人のお客様に最大限寄り添うことができる不動産専門家、それがエージェントです。
エージェントはお客様の味方。
それ以上でもそれ以下でもありません。
お客様から依頼があれば、賃貸のお部屋探しもお手伝いしますし、農地や山林の売却のお手伝いもします。
ご所有の物件が遠隔地であっても、現地に出向きサポートします。
金額の多寡ではなく、お客様がエージェントを必要としてくれるからお手伝いをしているのです。
売買仲介専門の会社さんなら、
「賃貸は扱っていないから、誰に相談すればいいのだろ?」
「購入した物件の賃貸仲介や管理を依頼したいけど、この会社では取り扱っていないらしい」
賃貸専門の会社さんなら
「空室もなかなか埋まらないし、売却や銀行ローンの借換えなどの相談をしたいんだけど、知識がないみたい」
長くお付き合いのある会社さんになればなるほど、専門外の相談はしにくくなりますよね?
でもうちならご安心ください。
担当エージェントの専門外の分野のご相談でも、仲間のエージェントが自分の顧客であるかのように親身にサポートします。
「こんな相談受けたんだけど、専門外だからだれかサポートして」
こんな声が毎日のように飛び交います。
自分一人ではとても受けることができない案件でも、仲間がいるから、誰かがお客様のニーズに応えてくれるという安心感があるから、どんな相談にも乗ることができています。
これはうちに在籍しているエージェントだけでなく、私自身が一番感じていることかもしれません。
不動産の悩み事は、不動産会社ではなくエージェントにする時代。
どこにするかではなく、誰にするかを選択する時代。
こう思っています。
あなたは誰に相談しますか?
「それはエージェントでしょ」
(笑)