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  3. 不動産エージェントとしての働き方
2023年10月21日

不動産営業マンのことを『エージェント』と呼ぶ会社が増えてきました。

これはこれで、『それって、エージェントとは呼ばないよ!』と思うことも多いのですが、エージェントという言葉が独り歩きするほど、世の中に浸透してきたという風に捉えると、悪くない流れです。(笑)

会社に集客をしてもらい、送客されたお客様の接客を繰り返すだけ。そのお客様が成約になれば、その手数料に対してのコミッションを受け取る。

この形は従来の不動産会社で多くとられていた形です。私がこの業界に入った31年前から存在していました。

これを人はフルコミ(フルコミッションの略。いわゆる完全歩合型報酬のこと)と呼びます。

このフルコミ営業マンと、私たちRE/MAXのエージェントさんたちが混同されることが多くて困っているのですが、この形とは一線を画しています。

最近では、このフルコミの形+自由出勤、ノルマなしというものがくっついて、エージェントと呼んでいる会社もあります。

これはこれで、働く側からすると魅力的な形に見えるのですが、要はそこで働いて何を得れるのかというところに焦点を置くと、ただ身勝手に遣われているだけの構図が浮き出てきます。

分かりやすく説明すると、仕事して結果が残れば報酬はあげる。でも結果が出なかったら知らないよ。

これだけのことです。

ここで、会社側が継続して稼げるほど仕事を与えてくれるのであれば悪くない働き方です。

でもそんなに甘くないですよね?

継続且つ安定収入が得れるほど集客してくれる会社は、報酬割合(歩合率)は低く、集客があまりない会社は報酬割合が高くなります。

結局、誰か(会社)に頼っている限り、雇用されていることと何ら変わりありません。

運命は相手側に握られているのですから。

POINTは誰発信で仕事が発生しているかです。

少なからず、経営者と呼ばれる人たちは自分で仕事を獲得してきています。

自分で販路を拡大したり、自分で集客の糸口を見つけ獲得してきています。

大企業は知りませんが、大企業でも創業当初はそうだったはずです。

街中で見かける小さな商店、そこの店主さんたちもそうして長年営業を続けてきたわけです。

誰一人として、『早く時間が過ぎないかな?』

今日が終わったら休日だから、『早く明日にならないかな?』

こんなことを思って仕事をしていません。

毎日毎日、一歩づつ仕事を拡大していく、まずは安定して生計を立てるために活動していきます。

私たちRE/MAXのエージェントさんたちも同じです。

誰のための仕事か?

会社のための仕事ではなく、自分の未来のために仕事をしています。

それが、家族のため、こどものため、両親のため、自分の先の夢のため、理由は人それぞれ違うかもしれませんが、自分なりの仕事の在り方を形に変えるためエージェント活動をしています。

自己投資

投資という言葉、これは金融・不動産の中だけで使われる言葉ではありません。

株式市場、暗号通貨、金、国内不動産、海外不動産、投資対象はたくさんありますが、どこに投資するのが一番効率的だと思いますか?

株のプロに聞いたら、『そりゃ株でしょ!』

というでしょうし、暗号通貨を取り扱っている人なら、『今は〇〇だよ。』と暗号通貨への投資を勧めるでしょう。

不動産でも同じです。大阪を拠点にしている人なら、『大阪の不動産がいいよ』。東京の人なら、『やっぱ、東京が一番いいよ』。海外不動産を取り扱っている人なら、『今海外の不動産は熱いよ』。こういって自分のテリトリーへの投資を勧めてくるはずです。

で実際はどうでしょう?

私は各分野、全てのものに精通しているわけではありませんから、その差は分かりません。(笑)

それぞれにリスクがあり、期待利回りには違いがあります。

当然、リスクの高い商品では高利回りを謳いますし、リスクの少ない安定商品なら高い利回りは期待できない仕組みとなっています。

でも、唯一リスクのない投資があるんですよね~!

その唯一の投資先、それが自己投資です。

自分に投資するといっても、自分にお金をBETできるわけではありませんので、実際に掛けるのはお金ではなく時間です。

学びの時間に投資するのです。

時間をかけ学び、自分の価値を上げていく、これが自己投資です。

海外に終身雇用という制度はありません。私が知っている限りでは、終身雇用、年功序列型の給与体系を取っている国なんて日本だけです。

海外では、転職もネガティブなものではなく、キャリアップの機会として捉えられています。

何かの資格を取るために勉強する、これももちろん自己投資の一つですが、それだけではありません。

将来したい仕事のために役立ちそうな仕事を学んでおきたい、そのために就職する。これも一つの自己投資です。

飲食店関係では多いかもしれないですね。『〇〇ホテルの〇〇で料理長だった〇〇が独立してオーナーチェフに!』

仕事は、日々の生活資金を稼ぐための仕事にしてはいけません。

これが一番の浪費です。

学べる環境に身を置く、これも一つの自己投資です。

不動産業界ではよくある話だが。。。

不動産業界、特に街中の小さな不動産屋さんではよくある話なのですが、できる営業マンは独立し、できない営業マンは残っていく。

いまだにこの構図は払しょくされていません。

それは、小さな街中の不動産に魅力がない、夢がないというのも一つの理由ではありますが、仕事が単純でノウハウを掴みやすいということ、そして不動産業、宅建業としての独立のハードルがとても低いというところに起因しています。

あなたが賃貸仲介の営業マンだとすると、そのノウハウを理解するまでに要する時間は長くはありません。

SUUMOやat-homeなどのポータルサイトに募集物件を掲載し、そこから発生する反響営業。反響が月に100件あって、30組を内見、来店に結び付け半分成約すればそこそこの売上が立ちます。

実際には今はもっと、来店率、成約率は低くなっているそうですが、雇用されてもらっていたお給料よりははるかに高い収入が得れてしまいます。

ただ彼らは経営者ではなかったですから、経費計算が得意ではありません。募集広告費にいくらかかって、事務所の家賃、コピー機代、車両費などがいくらかかっているかなど大まかにしか知りません。

実際に会社を運営しだした途端、『あれ?思ったより残らないぞ』こう思った経験は少なくないそうです。

売買仲介の経験者も同じです。こちらは1契約当たりの売上は賃貸に比べて高いですから、もっともっと夢を見て独立します。

実力があると自分で思える人たちですから、その成功率は特段低いものではないかもしれませんが、サラリーマン時代の何倍も稼ぐためには、かなりの努力を要することになります。

営業成績がいいことと、経営能力があるということは全く別物なんだと、独立後に気付く人は少なくないですよね。

不動産会社で一人で切り盛りしている社長が多いのもそのあたりが要因かも?

とにかく、優秀な営業マンは独立しやすい傾向にあるのが、不動産業界です。

一般のユーザーからすると、不動産会社って賃貸の会社・売買の会社、この括りしか見えていないかもしれません。

大人数を抱えている会社ならともかく、小さな会社で両方プロフェッショナルな仕事ができている会社が数多くないからです。

家を売るのにエイブルさん、家を借りるのに東急リバブルさんに行かないですもんね。

賃貸仲介なら賃貸仲介だけ、賃貸管理なら賃貸管理だけ、売買仲介なら売買仲介だけという会社が多いのも不動産会社の特徴です。

ですので、一つの会社で全てがわかった気持ちになって独立したのはいいが、賃貸しかできない会社になってしまった。

売買仲介しかできない会社になってしまった。

そう後悔している社長さんも少なくないはずです。

そうなると、あまりにも選択肢が少なすぎる。でも、転職して賃貸から売買に転換する、その勇気を持ち行動する人が少ないのも、日本の風土、習慣のせいかもしれません。

本来であれば、キャリアアップ、スキルアップのために、学ぶために、自分の知らない世界を学ぶために転職したほうが良かったという例も多いかと。。

では、RE/MAXのエージェントって?

最初の話に戻ります。

では、いったいRE/MAXのエージェントって何でしょう?

私は、RE/MAXのエージェントってただの不動産屋さんではなく、お客様の悩みを解決する相談者だと思っています。

ただし、相談を解決することによって報酬を得る機会が不動産を通じてが多いというだけの。

今日本にあるRE/MAXのオフィスの数は50を超えました。

エージェントさんの総数も350人を超えてきたそうです。

そして、その多くは賃貸専門、売買専門ではありません。

多くのエージェントさんがどちらの相談にも対応しています。

また、大阪のオフィスでも東京の案件相談、福岡の案件相談、北海道の案件相談など、いろいろな地域の相談も受けています。

普通の会社なら、エリア外なのでと断っている案件でしょう。

でも、私たちはお客様に迷惑をかけることなく、お客様のご相談に乗ることができています。

その理由は、日本全国にRE/MAXのエージェント仲間、オーナー仲間がいるからです。

東京の案件は〇〇さんに頼んでおけば安心、九州の案件なら〇〇さんに頼もう。

こうして信頼できる仲間が日本全国に散らばっているのです。

残念ながらまだRE/MAXがない地域としては、四国と東北、北信越、このあたりの地域の相談はまだ発生してはいませんが、対応ができないエリアとなっています。

また、オフィス内でも頼りになるエージェントさんたちが多いのもRE/MAXの特徴です。

賃貸のことを知らないエージェントさんでも、賃貸が得意なエージェントさんがいれば解決できますし、売買でも同様です。

ただ一緒に働く同僚ではなく、一緒に助け合う仲間という表現が正しいかもしれません。

仕事を一緒にこなしながら学ぶ環境がここにはあります。

今もうちのオフィスでは海外取引が度々行われており、その実務を目の当たりにできる環境があります。

誰かが新築賃貸マンションのリーシングを受けてくれば、その資料を持って多くの企業先に別のエージェントさんがアプローチを開始します。

仕事が会社発信ではなく、各エージェント発信で発生しているのです。

お客様、反響客を与えるのではなく、自然発生的に仕事が誕生します。

もちろんその仕事の作り方も学べるのがRE/MAXのいいところです。

うちの会社は反響営業で賄っている会社ではありませんから、大量の広告費を必要としていません。

ただ、お客様からお預かりした不動産物件を広告しないわけにはいきませんから、ある程度一定数の物件をポータルサイトにも掲載します。

また、お客様に提案する資料作りのため、いろいろなアプローチツールも用意しています。

それらには当然のことながら、毎月費用が発生します。

その経費を在籍するエージェントさんそれぞれが負担している、こんなイメージです。

当社の場合、毎月3万円~(税別)のエージェントフィー(オフィス利用料含む)を各エージェントさんに負担していただいています。

今やっている仕事の延長で、こんな仕掛けをやっていきたい、広告宣伝費をかけて勝負したい、こんな要望が出ることも少なくはありません。

その場合でも、広告活動費に余裕があればその中から負担していたりします。

TOPダウンではなく、あくまでエージェント発信で仕事を作っていくという文化、RE/MAXにはその文化があるのです。

そんな環境だからこそ、自分一人では決して成しえない夢が実現されていくのです。

いつか収益不動産を扱いたい、〇億という取引をしたい、海外取引もやってみたい、そんな各自の夢が次々と叶っていく環境、素敵だと思いませんか?

私たちにはまだまだやりたいことが残っています。

海外取引ももっと活性化していきたいですし、相続相談、不動産の有効活用など各自の夢がまだ積み残されたままです。

それらの課題をクリアしていくためには、もっともっと多くのエージェントさんの経験、知恵が必要です。

海外取引に関しては、今英語が堪能なエージェントは1人、中国語堪能なエージェントが1人いるだけで、かなり手薄な状態です。

この分野をもっともっと広げることにより、今在籍しているエージェントさんたちの仕事の幅が広がっていきますのでもっともっと増やしたい!

そう思っています。

英語が得意な人が職を探すときに、また自分で起業する際に、不動産という分野が真っ先に来る人は少ないはずです。

でも、だからこそチャンスが山積みなのです。

うちには、不動産経験20年以上のベテランエージェントさんが私を含め4名もいます。

不動産の知識だけでは、どこの会社にも負けない自信があります。

ボクらに足りないのは、ただ一つ語学力・・・・

なので、今回のBlogの締めくくりとして、英語堪能なエージェントさん、ポルトガル語でもドイツ語でも構いません。(笑)

語学に自信があって、不動産に興味のある方、エージェントになりませんか?

一緒に私たちの夢に、あなたの夢も乗せて走っていきませんか?

今までの業界の常識にとらわれず、不動産業界を変えたい、本気でそう思っています。

そして今年のRE/MAX Japanのメインテーマは『不動産の世界から不をなくそう』です。

まさに私たちが作りたい世界そのものです。

RE/MAX L-styleで業界の常識を変えていきましょう!

ってことで、ご応募お待ちしております!

この記事を書いた人
大西 征昭

オーナー

大西 征昭Masaaki Ohnishi

不動産のことなら何でもお任せ。
ただの不動産屋ではないです、不動産の専門家です

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