RE/MAXエージェントとして登録はしてみたが、何をしていいのか分からない。
こんな声を聞くことも少なくはありません。
エージェントに限らず、まず必要なことは『自己分析』です。
何をしていいのか分からない人の多くは、自分に何が出来るかに気付いていない人が多いような気がします。
人それぞれ得意なこと、不得手なことが違います。
性格はもちろん、見た目などの容姿、声のトーン、話し方など全て同じ人など存在しません。
いくら人真似をしたって、完璧に模倣できることなどありません。
エージェントになるまでの人生も人それぞれです。
前職の経験、前職でのネットワーク、友人関係、これらもそれぞれの人が歩んできた道によって異なります。
どの人の経験が良くて、どの人の経験が悪いのかなんて誰に決めることができますか?
過去を活かすのも殺すのも自分次第です。
失敗した経験さえも次の仕事や今後の人生で活かせることがたくさんあるのです。
その過去を捨てて、1から物事を始めようとするから、何から手を付けていいか分からなくなるのです。
『営業なんていままでやったことがない』
こういう人も中にはいるでしょう。
だからといって、エージェントには向いていない?
そうは思いません。
営業経験がなくても、家族や友人と話をしたことは誰にでもあるでしょ。
どうやってコミニケーションを取ってきましたか?
話しかけられるのをいつも待っていました?
自分が話したいことがあるときはどうでした?
家族や友人に歩み寄って、自分から話を切り出しませんでしたか?
普段、誰かと普通に話ができるなら、営業でお客様と話しをすることはできます。
ただ、うまくお話をできるかどうかはまた別のお話です。
相手は家族や友人ではないからです。
自分のことを知り尽くした家族や友人ではないからです。
初めて会った人すべてに好意的に接してもらえる人は世の中にそんなに多くはいません。
知らない人に話しかけられると警戒する人も少なくはないでしょう。
そんな人たちに、どう警戒されず、安心して話を聞いてもらえるか?
自分の伝えたいことをどうやって伝えていくか?
それを考えていくと自ずと答えは見つかってきます。
RE/MAXのエージェント研修でも自己ブランディングの大切さは教えてくれます。
でも、どうやって自己ブランディングを完成させていくかは、本人の判断、努力に任せられます。
それは、人それぞれ特性があり特徴があるからです。
『真面目さや誠実さ』を売りにする人もいれば、『経験や知識』を武器に闘う人もいるでしょう。
『がむしゃらさや一生懸命さ』をアピールする人もいるかもしれません。
『きれいさやかわいさ、格好良さ』を武器に闘う人、『愚直さ、不器用』な面が売りになる場合もあります。
今、日本で不動産屋さんに従事している人の数は50万人とも言われています。
その中で選ばれていかないと案件や仕事にありついていけない時代が来るかもしれません。
そんなことを言うと、
『50万分の1になるのなんて無理だ』
と思う人もいるかもしれませんね。
そりゃそうですよ。
一流と呼ばれているTOPセールスでも、50万分の1を勝ち続けることなんてできません。(笑)
常にNo.1である必要はなく、そのお客様のOnly oneになればいいのです。
エージェントとして、お客様に何を求められているのか、どんな人ならお客様に選ばれるのかを考えるのではなく、自分が『どんな人』で『何ができる人』なのかを発信していく(発信するのはSNSやブログだけではありません)、伝えていくことが大切です。
自分は何が得意なのか、自分に依頼すればどんな要望に応えることができるのか、
そんな格好のいい上っ面の面だけではなく、自分はどんな失敗をした、自分はどんな人生を歩んできた、こんな話から親近感がわき仕事の依頼をもらえることも少なくはありません。
それぞれの人生、今まで生きてきた軌跡が未来の顧客開拓につながることもあるのです。
そのためには、自分がどんな人物なのかを多くの人に知ってもらうこと。
これが大切なのです。
それが、自分のブランドになるのです。
何をしていいかわからない人、まず自己分析から始めましょ。
キャッチーな自己紹介を作ってみましょ。
そして、何をしていいか分からなければ、まずチラシでも作成してみましょ。
自己PRを乗っけたチラシを配布してみましょ。
チラシを持って、マンションでも戸建でも飛び込んでみましょうよ。
自分に何が足りないかがきっと見えてきます。
まずは行動です。
行動した後、いろいろ考えてみればいいのです。
修正していけばいいのです。
最初から100点満点を取ろうとして、なかなか行動に移せない人をたくさん見ます。
私は機会損失が一番大きな失敗だと思っています。
行動せずに後悔すること、これが一番大きな失敗だと思っています。
失敗してもその失敗を次に活かすことができれば、決して後悔はしないでしょう。
エージェントとしてということについていろいろ語りましたが、実はオフィスオーナーとしても同じことが言えます。
RE/MAXの加盟店が増え、たくさんのエージェント候補生たちが集まってきています。
その中で、エージェントさんたちに『このオフィスで働きたい』そう思ってもらえるオフィスにならなくては、エージェントさんたちが集まりません。
そのためには、自社がどういった業務をメインにしているのか、エージェントさんたちにどういったサポートができ、どういった結果を導き出せるのか、そういった自社ブランドの構築が必要になってきます。
まだそれをみなさんに伝えきれているかどうかは不明ですが(笑)
結局やっていることは変わりません。
エージェントもオフィスオーナーも、自己ブランドの構築が必要ということです。
トランプでいうとAになる必要はないということです。
JOKERはゲームによっては切り札になりますが、ババ抜きでは邪魔ものです。
そういう存在でいいのです。
必要としてもらえる人には必要とされる存在で。
必要としてもらえない人には邪魔者の存在で。
そんなJOKERになりたいと思っています。
賛否両論あるとは思いますが、反対意見はお会いした時にでも熱く語りましょう。(笑)
それでは。