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  3. エージェントで成功するための秘訣──それは「自分のコミュニティを持つこと」
2025年7月17日

仕事に繋がる人脈と、繋がらない人脈の違い

「人脈を広げたい」「コミュニティに参加して顔を売りたい」

そう思って、交流会やビジネスコミュニティに足を運ぶ人は多い。

私もかつてはその一人でした。

毎月100枚、200枚の名刺交換をし、SNSで繋がり、会のあとにメッセージを送る。

それなりにアクションはしているのに、なぜか仕事には繋がらない‥

その理由は簡単だったのです。

それはその場で“自分が主役”になれていないからなのです。

RE/MAXのエージェントになった人の中でも、多くのケースこういう言葉を聞きます。

『交流会にはたくさん参加しているんですけど、なかなか結果が生まれなくて‥』

交流会って、多い会なら50人、100人参加している会もあったりします。

その中でいくら名刺をバラまこうとも、相手は興味を持った人の顔と名前しか覚えていません。

最初はこのイラストのように、誰かが名刺交換をしている横や後ろで、名刺を交換するタイミングを待っていたりしませんか?

これじゃいつまで経ってもダメなんです。

コミュニティには“役割”がある。あなたは何者か?

どんなコミュニティにも“無意識のヒエラルキー”があります。

  • 主催者・リーダー
  • コアメンバー(企画運営に関わる人)
  • 発信力のあるメンバー(SNS等で拡散する人)
  • フォロワー的立場の参加者
  • 単発で顔を出すだけの人

あなたが今参加しているコミュニティで、あなたはどのポジションにいますか?

ここで大事なのは、「誰が誰を紹介するか?」という構造です。

人は基本的に、「自分が信頼し、安心して任せられる」と思う相手しか他人に紹介しません。

つまり、紹介されるのは、相手から見て“自分よりも上の存在”として認識されている人なんです。

単に顔見知りの人や、なんとなく知ってる人では、紹介する側も不安になります。

だからこそ、「あの人なら紹介しても大丈夫」と思われるポジションを築くことが、何より大切なんです。

ヒエラルキーの一番下でもらえる仕事は、誰にでも声を掛けている仕事、つまりお金になりにくい仕事ということになります。

とはいえ、最初は常に顔を出す。

ここから始めることになりますが、そこからどんどん発言力をつけ、コミュニティーの中で注目される存在になること、それが大切になっていくのです。

信頼を築くには「一対一の関係性」が必要

コミュニティの“中心”に近づくには、

リーダーや運営メンバーと「一対一の関係性」を作ることが近道です。

  • 会の後に個別でランチやお茶に誘う
  • SNSでの発信に必ず反応する(いいね・シェア・コメント)
  • 相手の“ビジネス課題”を聞いて自分なりに提案する

「この人は、他の参加者とちょっと違う」

そう思ってもらえるきっかけを、1対1の接点で作っていきましょう。

私の中でもこれは無意識にやっていることではあるのですが、二次会、三次会と深くなればなるほどコアなメンバーたちが集まることも少なくなく、その中でこぼれてくる話が数多くあったりします。

とはいえ、二次会、三次会までお付き合いするとなると、体力的にも金銭的にも負担が大きくなります。

ですので、日を改めてランチに誘ったり、相手方の会社に訪問したりという方法が一番適切なのかもしれません。

主役になれる「自分の場」を持とう

一定の信頼と経験を得られたら、“自分のコミュニティ”を立ち上げるフェーズに入ります。

それは何も、100人規模のセミナーや大きな組織でなくてOKです。

  • 月1回のモーニング勉強会
  • 気の合う経営者数人との定期的な飲み会
  • 不動産×移住希望者のカジュアルな交流会
  • 週1回のインスタライブやXスペースでのテーマトーク

こうした“小さな場”でも、自分が主催者・発信者であることで、「紹介の流れ」「仕事の依頼」は自然に生まれてきます。

得意、不得意があると思いますので、どういった形で実現していくかは人それぞれで大丈夫です。

ゴルフが得意な人であれば、プチコンペみたいなものを開催してもいいですし、InstagramやXでのオフ会なんかも有効的です。

みんなで集まるBBQを企画したり、花見や花火大会を一緒に鑑賞しようみたいな会でもいいでしょう。

とにかく、自分発信で人が集まる企画を考え実施する。

これが重要なのです。

そして、その会を定期的な集まりにしていくこと、これが安定した仕事の供給への一番の近道なのです。

コミュニティの“真の価値”とは?

私が考える“自分のコミュニティ”の本当の価値は、以下の3つに集約されます。

1. 関係性の「質」が上がる

単なるフォロワー数ではなく、「この人と会えば何か得られる」「話したくなる存在」になれる。

ちょっと相談したいことがあるんだけど、次の会合は〇日なので、その時までは寝かせておこう。

まずはここからがスタートです。

それが、「来週会うけど、その前にちょっと相談したくて‥』

少しづつこう変わっていきます。

2. 自分の“言葉”が届きやすくなる

発信に対するレスポンスが早くなり、共感の輪が広がります。

自分が発言した言葉に、共感が多くなり、

『一緒に活動したい、一緒に広げていきたい。』

こういう声が増えていくことになります。

3. 選ばれる理由が明確になる

「〇〇の人といえば、あなた」

そんなポジションが確立できると、価格競争にも巻き込まれなくなるでしょう。

このことは、あなたに任せておくので、あとはよろしくね!

こういう人が、自分が作ったコミュニティの中に増えれば増えるほど、営業しなくても案件は途絶えなくなります。

コミュニティ形成を阻む「3つの壁」

とはいえ、

もちろん、誰もが最初からできるわけではありません。

こんな「心の壁」が立ちはだかることもあるでしょう。

壁①:「自分には人を集める力がない」

みんな最初はこう言うのです。

私自身ももちろん数年前まで同じことを思っていましたし、初めてセミナーを開催した10年前までは、人前でしゃべることさえ苦手分野だったのです。

でも 最初は1人でもOK。

「この人だけには来てほしい」人に声をかけるだけで十分なのです。

逆に、最初は少ない人数から始めた方がいいでしょう。

失敗しても恥をかく人間は少ない方がいいですし(笑)

でも、何回も何回も重ねていくうちに、準備の段取りも覚えてきますし、だんだん必要な要素が明確になっていきます。

自分にもし魅力がないと思っているなら、自分が魅力的だと思う人をその会に呼べばいいだけなのです。

壁②:「主役になるなんておこがましい」

主役=目立つ人ではありません。

“みんなにとって価値のある人”であればいいのです。

自分がイメージしている主役って華やかで、周りに人が集まる人気者で‥

自分はとてもそんな存在にはなれない。そう思い込んでいませんか?

自分の人生は、誰にとっても自分が主役のはずです。

地味でもいいし、家族のように居心地のいい空間を演出してくれる人、それが主役でもいいんじゃないですか?

壁③:「時間が取れない」

だからこそ“小さく始める”が鍵なのです。

毎日じゃなくていいし、月1回のWeb meetingでも十分。

とにかくやってみることが一番重要。

小さなコミュニティで、自分の時間軸で時間を共有できる仲間を集める作業、そこから始めてみてはどうですか?

あなたの“居場所”が、仕事を連れてくる

エージェントとして成功するために、スキルや知識ももちろん大事。

でも、それ以上に「誰に囲まれて、どんなポジションにいるか?」がすべてを左右します。

  • 自分の名前が自然に会話に上がる
  • 「あの人に聞いてみよう」と思い出してもらえる
  • 忘れられない存在になる

そのためには、“自分のコミュニティ”を持つこと。

あるいは、「どこにでもいる人」から「この場所に欠かせない人」になることです。

仕事は、信頼から生まれます。

信頼は、関係性の中から育まれます。

そしてその関係性を築く土壌こそが、「コミュニティ」なのです。

自分の名前と顔を真っ先に思い出してくれる人たち、それは自分が作ったコミュニティだからこそ生まれる人たちなのです。

これから始める人へ。小さな一歩のアイデア集

  • SNSで「自分が主催する小さな会」を募集してみる
  • 異業種交流会で、初参加者に声をかける係になる
  • 毎朝のX投稿をルーティンにして「場」をつくる
  • 参加しているコミュニティのグルチャや運営に名乗り出る
  • 自社オフィスやカフェで定期的な雑談会を開く

最初はぎこちなくても、続けるうちに「仲間」ができ、「応援してくれる人」が増え、「仕事が舞い込む場」になります。

あなたも、自分の“居場所”を育てていきましょう。

この記事を書いた人
大西 征昭

オーナー

大西 征昭Masaaki Ohnishi

不動産のことなら何でもお任せ。
ただの不動産屋ではないです、不動産の専門家です

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