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2024年3月28日

エージェントって未経験でもなれるの?

今日は、よく聞かれるご質問『エージェントって未経験でもなれるの?』について回答します!

RE/MAXのエージェントって、基本的には不動産を取り扱う人になりますので、

『やっぱ、不動産の営業経験ないとムリでしょ?』

こう思っている方も多いのではないでしょうか?

不動産経験者ほど、

『素人にできるもんじゃないよ。そんなに簡単じゃない!』

と偉そうに言うのですが、そりゃ最初から1人で最後までやり切るのは簡単ではありません。

だって、やったことがないことをやるのですから、戸惑いますし、失敗もします。

契約書類を作成するときにも、うっかりミスも起こるでしょう。

でもね。それは最初から最後まで1人でやった場合です。

RE/MAXのオフィスには、先輩エージェントもいますし、少なくともオフィスオーナーはいます。

初めての契約の際には、またその前に初めてのお客様を接客する際には、隣について一緒に教えてくれますので、安心してください。

不動産の契約をする際、誰が契約をしようと、オフィスの宅建免許を使って不動産取引をします。

同じ免許の下で仕事を行うわけですから、誰かがミスをすれば他のみんなにも影響が及びます。

うっかりミスで損害賠償を被る、業法違反で免許停止などということになれば全員に影響が及ぶわけです。

ですので、そのあたりをしっかりフォローする。これも他のエージェントのリスク回避の一つでもあるのです。

不動産業務で一番大事なことは、多分こうだろうということで仕事を行わないことです。

ベテランでも毎回役所、諸官庁にしっかり調査に出向きます。

分からないことは入念に調べますし、確認のために諸官庁の担当者にヒアリングもします。

決して推測で契約書類を作ることはないのですよね。

不動産調査で最も大切なことは、知識・経験ではなく、物件そのものをしっかりと調べるきめ細やかさと、聞く力なのです。

この世界に入って30年を超えてしまった私でも、調べて分からないことがあれば役所に行って理解できるまで、お客様に説明できるように聴き取りします。

つまりこの作業については端折る方がリスクになるので、新人のうちからしっかりと身に付けたほうがいい業務なんですよね。

なので、中途半端にできるような気になって育ってしまった不動産営業マンの方にこそ、教えるのが大変な業務なのです。

未経験の人からすると、契約書の作り方、書類の作り方が全く想像できない。できる気がしない。

そう思っている人が多いので、まずここの部分に触れてみました。

契約書類の雛形、過去の契約書類などはオフィス毎にストックされていますので、その業務書類一式を提供してもらえる。これはエージェントの最大のメリットだと私は思っています。

宅建業に限らずですが、経験の浅い分野に参入する際、私自身が一番懸念するのはこの書類関係の話です。

ある程度の勝算があるからその分野に参入するわけですから、商談後、契約に向けてどんな書類を用意するか分かってなければ不安でたまりませんもんね。

事実、その営業ツール、契約書類のツールを手に入れるためだけにFCに加盟したり、コンサルを受けたりする会社は少なくありませんので。

とにかく、エージェントになればそのツールを利用することができる、そしてその使い方のレクチャーを指導してもらえる、このメリットがあるわけです。

エージェントってどんな営業する人たちなの?

エージェント活動始めました!

で、実際にどんな活動をしていくの?

そこも疑問ですよね。

これは、不動産業界に長く従事している人ほど疑問に思っている点です。

不動産業界っていっても、実はいろいろな業態があるのです。

まず1つ目は、不動産を買い取って再販する事業者さん。

買取再販業者と言われる業種です。

営業先は主に不動産仲介業者だったり、士業の先生だったりです。

その人たちが入手した売り物件を自社に流してもらうために一生懸命営業をかけます。

いわばルートセールス?

相手先と仲良くなり、気に入られてもらって、信頼関係を築き案件を獲得していきます。

でも、せっかく情報をもらっても、自分のいる会社が他社より低い金額でしか買い取ってくれない、上司が買取金額をなかなか提示してくれない、こうなると買い取れるものも買い取れないわけです。

就業先の当たり外れが大きい業種です。

次に新築建売住宅を販売する事業者さん。

この営業には2種類あります。

新築戸建てを建てる土地を仕入れる部隊と、販売商品になった新築戸建てを売る部隊です。

土地の仕入部隊は買取再販業者と同じような動き方ですが、より高度な動き方も必要になってきます。

行政の入札に参加したり、地主さんにアプローチを掛けたりっていう作業も入ってきますし、どのくらいのボリュームの戸数が入るか、建築基準法や開発許可などの要件も把握している必要も生じます。

プロ向けの仕事ですよね。

販売商品を売る方の営業は至ってシンプルです。

会社が集めてくれたお客さんに自社の商品を売るだけの仕事です。

ただ商品力が弱かったり、提案商品が少ない場合は営業力、人徳だけでは切り抜けることができないので、これも就業先の当たり外れは大きいかもしれません。

この次に紹介するのは、仲介業です。

これには、賃貸仲介、売買仲介、テナント仲介、倉庫、店舗、いずれかに特化した会社が多いのが特徴です。

賃貸仲介の会社さんは主に賃貸のお客さんを集客します。売買仲介は売買のお客さん、テナント仲介はテナントのお客さん。

それぞれに特化したほうが、お客さんが見つけやすく集客がしやすくなるため、細分化していくわけですね。

賃貸のプロ、売買仲介のプロになるためには、こういう会社で経験を積むというのは一つの選択肢かもしれません。

『賃貸屋』・『売買屋』・『店舗屋』という称号は得れるかも?(笑)

その他にも、任意売却・競売に特化した会社さん、賃貸管理に特化した会社さん、相続に特化した会社さんなど、不動産業界の中にはいろいろな業種が入り乱れているのです。

一般の方からすると区別はつきにくいのですが、入社したのち

『自分のやりたかった仕事と違う』

こうなる可能性は低くはないかもですね。

不動産業界で従事していた人たちって、ほとんどのケース、何かに特化した会社で働いていた人たちです。

なので、経験者とはいえ、その分野のことしか知っていない人が多いのです。

『賃貸はプロだけど、売買のことは全然わからない』

『売買やっていたので、賃貸のことは知らないしやりたくもない』

こういう人が多いのですよね。

なので、その分野以外のことは未経験者と何も変わりません。

しかも、会社側が集客してくれていた、会社側が回るルートを教えてくれていた、そういう人たちが多いので冒頭の質問になるわけです。

では、そんな中でどんな活動をしていけばいいのかという本題の話です。

エージェントになって、もしあなたが不動産屋としての活動をしたいのであれば、従来の不動産屋さんと同じく、不特定多数のお客さんを集客する方法をすればいいと思います。

賃貸ならポータルサイトへ数多くの物件を投稿し、そこからの反響を得る。

売買なら、ポータルサイトやポスティングなどを多用し集客する。

これで、毎月一定数の集客は得ることができるでしょう。

でも、ポータルサイトへ投稿するにも掲載料金がかかりますし、それなりに経費を掛けないと集客などできません。

ポスティングをするにしても、数多く撒かないと反響も取れないですし、そのためにはそれなりの経費は必要です。

しかも、それだけの経費を掛けたところで確実にお客さんを獲得できるわけではありませんし、そもそもそこから契約に結び付けて売上を立てる必要があります。

その辺にある不動産屋さんと同じことがしたいのであれば、普通に不動産会社に就職することをお勧めします。

だって、経費を掛けなくても集客してくれますし、固定給ももらえるでしょうから。

エージェントを志す人たちの多くは、その反響営業から脱却したい人なのです。

一人のお客様を大切にし、そこから広がる需要を開拓していく。

これがエージェントの営業方針です。

リファラル営業

エージェントの仕事はリファラル営業が基本です。

不特定多数の顧客を集める営業手法と違い、RE/MAXエージェントはリファラル(紹介)で仕事を獲得しています。

たくさんの紹介客を集めてくる。これって、まだ活動していない人にとっては、とても高い壁に見えることでしょう。

不動産を買いたい・売りたいというお客様を紹介してもらう作業、未経験の人に取れば、

『未経験の、こんな自分に紹介してくれる人なんていないでしょ?』

そう考える人が多いでしょう。

お客様の中には、『いい物件を紹介してほしい』『この地域で出物があれば紹介してほしい』、こういう目的が明確な人もいます。

こういう人たちにはもちろん情報量や経験がものをいいます。

でもこういう人たちって、ほとんどがポータルサイトをすでに見ていろんな業者さんに問い合わせしたり、数多くの業者さんにも声を掛けている人たちです。

この手の戦いは、ただの物件勝負です。

そこにエージェントが存在する意味がありません。

その分野は、広告宣伝費を多くかけれる不動産会社さん、多くの社員を抱える不動産会社さんに譲ってあげましょう。

エージェントが闘うフィールドはここではありません。

闘うフィールドは、未開拓の地です。

『今はまだ賃貸に住むべきなのか、購入するべきなのか?』

『物件を探すときに、何に注目して探していけばいいのか?』

目的や動機がまだ定まっていない人たちがターゲットなのです。

この人たちが求めているのは、物件ではなくノウハウや考え方の指針です。

求める人物像は、『自分に寄り添った提案をしてくれる人』『間違った家探しにならないように誘導してくれる人』だと思いませんか?

まさに、自分が考えるエージェント像にピッタリだと思った人は、エージェントに向いている人です。

紹介してほしいお客さんは、ニーズが明確な人ではなく、これから探していく人や、探そうか悩んでいる人なのです。

ですので、

『気軽に相談できる相手がいるので聞いてみたらどうですか?』

紹介者からしてもらう紹介の仕方は、この紹介の仕方でいいわけです。

ちょっとハードルが下がっていませんか?

お客さんの悩みを解決してくれる人、お客さんが抱えている問題点を指摘してくれる人、それがエージェントなのです。

ですので、

『不動産のことや、今住んでいる家のことで悩んでいる人がいれば私に声を掛けてください』

『今空き家の相続問題とか、賃貸トラブルって増えてますよね?そんな話あれば何かお役に立てるかもしれないので、気軽に相談してくださいね』

こういうお声がけで十分。

自分が思っている以上に、家にまつわる話で悩んでいる人は多いもんなんですよ。

未経験者だからこそ向き合えること

ここまでいろいろなことを話しましたが、私自身の見解から申し上げると、未経験者からの方がRE/MAXエージェントとして大成する可能性は高いと思っています。

それはなぜかというと、不動産業界が長い人の中で、お客さんの悩みを解決するというマインドで仕事をしていた人が少ないからです。

業界歴が長く、毎月コンスタントに紹介をいただけている営業マンは別にして、不特定多数の反響顧客に頼りきっている営業マンは、物件ありき、契約ありきでしか物事を考えていないケースが多く、タダの相談はタイパ(タイムパフォーマンス)が悪いと思っているからです。

仕事の軸が自分軸なのですよね。

『このお客さんの話を聞いても、引越しするのは1年後かな?2年後かな?それなら後回しにしよう』

『この仕事受けても大した手数料にならないから、引き受けたくないな。。』

これが仲介営業マンのマインドです。

で、エージェントになったからといって、いきなり手のひらをひっくり返しても既存のお客さんはついてきません。。

でも、異業種、他業種から来た人たちは、まずその概念がないので、スムーズにお客さん目線の行動ができるのです。

自分自身が消費者の立場だったわけですから、お客さんの気持ちは誰よりも理解できます。

お客さんが求めることを提供していく、それだけでいいのです。

不動産の知識、経験はこの記事の冒頭に書いたように、誰かが補ってくれます。

先輩エージェントやオフィスオーナーである私が補うことが可能です。

なので、勇気をもって飛び込んできてください。

そして、自分の周りにいる人たちに安心を提供していきましょう。

不動産の世界から「不」をなくそう

これがRE/MAX JAPANのテーマです。

ぜひ、私たちと一緒に不動産業界を変えていきましょう!

この記事を書いた人
大西 征昭

オーナー

大西 征昭Masaaki Ohnishi

不動産のことなら何でもお任せ。
ただの不動産屋ではないです、不動産の専門家です

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