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2023年1月7日

久々にエージェント検討者さん向けのBlogを書きます。

エージェントという働き方、日本全土にようやく浸透してきました。

RE/MAX Japanのエージェント数は350名超

RE/MAXのエージェント登録されている数も日本全国で350人を超えています。

私がRE/MAXに加盟したのが4年前、その時には日本全国でも50人~60人、そんな小さな組織でした。

そこからたった4年で5倍も6倍もの数字に膨れ上がったその要因、何だと思いますか?

それはRE/MAXで活躍中のエージェントの存在です。

しかも全国に名を轟かせているエージェントの数名は不動産営業未経験から始めたエージェントさんです。

他の不動産屋さんで長年経験を積んだエージェントが活躍できるのは当たり前、その彼らを超えて売上高や契約件数で上回る未経験エージェントの存在が他のエージェントさんや新規加入したエージェントさんたちに希望を与えているのです。

なぜそんな活躍ができるのか?

もちろんそれはひとえに未経験から頑張ってきたエージェントさんの努力の賜物ではありますが、オフィスのサポート、オフィスオーナーのサポート、オフィススタッフのサポートも多少の力添えにはなっているはずです。

私はオフィスオーナーという立場ですが、オーナー研修で最初に教えられたこと、それはオーナーはエージェントを支える縁の下の力持ち、サポートするのがオーナーの仕事ですということです。

RE/MAXのビジネスモデルは『エージェントセントリックモデル』、つまり働くエージェントが中心のビジネスモデルであり、エージェントが最も働きやすい環境で、最大限の力を発揮できる環境を作ること、そう教えられてきました。

なので、日本全国どこのオフィスに行ってもその風土が垣間見えます。

最初に直面する壁

不動産という仕事、大きなお金を扱う商品を売ったり買ったり、貸したり借りたりするわけですから、そんな単純な仕事なはずがありません。

お客様を相手に商談するわけですから、一つ一つの契約が全く同じわけでもありません。

当然ながら、未経験から始めたエージェントさんは早い段階で壁にぶつかります。

「これどうしたらいいの?」

「次何をしたらいいか分からない。。」

「お客さんにこんなことを言われたんだけど、どう切り返していいか分からない」

そんな時普通の不動産会社ならどう聞くでしょう?

古い体質の会社によっては、

「営業なんて人に教えてもらうものじゃない。他人の仕事を見て仕事を盗むんだ」

こんなことを言われたり、

「先輩がみんな忙しそうにしているから聞きにくい。。。」

こう尻込みしている間に、トラブルや問題はどんどん深刻になっていったり,ビジネスチャンスを逃してしまったり。。。

RE/MAXの場合、未経験からエージェントを志す人が多いので、分からないことを分からないと聞ける環境、これがすごく大切なのです。

オフィスーオーナーは、エージェントの成功を後押しする人だから当然聞きやすい存在ではあるのですが、自分の聞きたいタイミングで横にいるとは限りません。

そんな時、同じオフィスのエージェント仲間に聞けたり、相談できれば最高ですよね?

しかも、同じように未経験からスタートしたエージェントさんがいれば、同じような悩みを共有できるのでさらに心強い仲間となります。

毎日この仕事に向き合っている人ばかりがエージェントとして在籍しているわけではないので、合間合間で何ができるか、そこを共有することが難しいのです。

兼業エージェントの場合、効率的かつ、効果的な仕事のやり方をしていく必要があるのですが、そんなことは先人たち、この業界の人たちがずっと考えていることばかりです。

なので、短期的な視点で見てしまうと残念な結果に終わってしまいます。

長期的な視点でエージェントビジネスを確立していく、これが大切になってきます。

というのも、不動産業界の人たち全体に言えることなのですが、長期的視点で仕事に取り組んでいる人たちはかなりの少数派です。

今月の売上、今月の給料、目先の数字にとらわれて仕事をしているので、数ヶ月先、数年先の仕事を追いかけません。

『将来、この家は処分しようと思っているんだけどどのタイミングで売るのがいいんでしょう?』

『今が売り時なので、今売りましょ』

どのタイミングでも今が売り時、この答えしか用意されていません。。。

そんなわけがないですよね。

でも、それがまかり通っているのが不動産業界です。

『〇〇さんの場合は、今は売るタイミングではないですよ。相続を控えているならなおさらです。』

『このエリアは今後上昇が見込めるエリアなので、もうしばらくホールドしておきましょう。いいタイミングが来たらこちらから提案します!』

これがエージェントならではの戦略です。

今後もずっと、そのお客様の人生に関わっていくのですから、今のタイミングでなくていいわけです。

1年後でも2年後でも、仕事になればよくないですか?

こういう仕事のスタンスをしていれば、仕事は向こう側からやってきます。

ただ、どのタイミングで仕事になるかは分からないので、長期的な視点で見ておく必要があるのです。

なので、(お金を稼ぎたい)、(今すぐ大金が必要)、こういう人には向いていない仕事です。

【将来いつかこの仕事で生計を立てたい】

【いくつになっても続けれる仕事を見つけたい】

【人の役に立つ仕事を確立したい】

こういう人に向いている仕事、それがエージェントなのです。

 

一緒に成長できる仕事

エージェントさんたちに教えられることは少なくありません。

特に、不動産未経験からエージェントになった人たち、彼らから学べる事は多いです。

長年不動産業を生業にしていた身からすると、今自分がいる業界がスタンダードに思ってしまうのですが、世間からすると大きくずれているのがこの業界です。

世間の常識は不動産業界の非常識、不動産業界の常識は世間の非常識、こういってしまいたくなるくらいにずれています。

いまだに業者間のやり取りはFAXが中心ですし、大量の紙ベースの契約書類に署名捺印をしなくてはいけません。

賃貸では多少変化があり、ネット上で申し込みまで完結できるように多少は変わりましたが、完全に払しょくできたわけではありません。。

無駄が多く、消費者、ユーザーの事を考えていないことが丸わかりです。

不動産業者が利用するデータベースを一般公開していないこともその一つです。

今の不動産業界では情報の非対称性が仕事になってしまっているからです。

そんな業界を変えていくには、外側の世界にいた人たちでしか成しえないと思っています。

『お客さんのことを考えればこうした方がいいのでは?』

『この物件は勧めるべきじゃないですよね?』

『この人、今買わない方がいいですよね?』

こんな話が飛び交うのは、RE/MAXオフィスならではです。

こういう声の一つ一つの集約が業界を変えていくのです。

(こうやれば、お客様が喜んでくれるはず。)

(私ができることは何でも代わりにやってあげたい。)

忘れていた初心を思い出させてくれます。

未経験の人たちにとって、一つ一つの契約が初めての事ばかりです。

分からないことが何なのかさえ分からない状態からSTARTします。

でもね。

知識や仕事の流れはいくらでも教えてあげれるのです。

横に誰かが付きっきりで教えてあげれば、戸惑うことなく仕事をこなしていけます。

分からないことは聞けばいい。

物件調査でも一番大切なのは、経験でも何でもなく、分からないことを分かるまで聞くこの姿勢なのです。

この業界に入り30年が経とうとしている私でも、役所や法務局で自分が納得いくまで聞き続けることがあります。

分からないことを分からないままにしておくこと、それが一番やってはいけないことなのです。

不動産を扱っていると、今までの知識では理解できないことがたまに発生します。

何でこんなことになっているの?

頭を悩ます案件には事欠きません。

なので、最初から全て理解できるわけがないのです。

分からないことを一人で抱え込むのではなく、みんなに相談したり、専門家にアドバイスをもらいながら進めていく、これが私たちの仕事です。

相続絡みの案件でも、複雑怪奇な案件も登場します。

不動産だけでなく、人間関係も複雑に交錯している案件も登場します。

こういう複雑な案件を紐解いていくと楽しいんですよね。

半分趣味のような感じで取り組んでいますが、それが損得で物事をとらえないエージェントさんあっての案件だったりするのです。

エージェントさんはオフィスや在籍エージェントの知恵や知識、経験を借り、業務を滞りなく進めれる。

そして私やベテランエージェントさんたちは、自分のコネクションでは決して出会えなかったようなお客様方や、案件と出会うことができる。

双方にメリットがある話なのです。

エージェントに向いている人

どんな人がエージェントに向いているかというと、まず探求心のある人です。

成長したいと心から願っている人です。

この気持ちがないと、まず他人の話を聞けませんし、学ぶ気持ちを持てません。

不動産に関する法律や税制も日々変化します。

最近でいうと、住宅ローン金利も固定金利などはすでに上昇してきています。

こうした日々の動向を知っておかなければ、お客様に最適なアドバイスなどできるわけがありませんもんね。

お客様にいい情報、有益な情報を届けるためには日々勉強し続ける必要があるのです。

次に大切なことは、分からないことを分からないと言える勇気です。

これはエージェント同志の会話でもそうですが、お客様に対しても同じです。

知らないことを知ったふりで答えてしまったり、生半可な知識で答えてしまうことがトラブルに発展します。

分からないことが発生したら、

『調べます。』

『聞いて確認します。』

『今確実な答えが出せないので、きっちりと調べたうえでご返答いたします。』

こう答えることや、

その場で先輩エージェントに電話したり、税理士の先生、司法書士の先生に連絡を取り返答を仰ぐなどができる人は成功します。

私でもいまだに分からないことがあったら、先生方に電話して確認しますし。(笑)

あとは我慢強くこの仕事に取り組むことです。

エージェントを始めたこの瞬間、あなたは自分の中で一番不動産知識、不動産経験がない状態です。

一つ一つ経験を積むことにより、そのスキルはどんどん上昇していきます。

1日1つの事を学べたとしたら、1年経てば365個の知識、経験を積んだことになります。

オフィスにいれば、何らかの不動産取引、何らかの商談が常に行われています。

それを見ているだけでも経験を積んでいけるはずです。

今が最弱、でも明日は今日より最強

常にこう思っていたら進化のスピードは上がっていくはずです。

今日以上の自分になる、そう思っていろいろなことを吸収し続けること、これがエージェントとしての成功への早道です。

『もうこんな年だし。』

『もっと早くから、この仕事に出会っていたら』

そう思う人も多いかもしれません。

でも、RE/MAXには60歳回ってからエージェントになった人たちもいます。

そういう人たちにお話しする言葉、それは

今が一番若い

ということです。

新しいことにチャレンジするのに年齢は関係ありません。

いくつになっても、新しいことにチャレンジしていくこと、それがいつまでも若くいれる秘訣かもしれませんね。

RE/MAX L-styleでは2023年も新メンバーを募集中です。

大々的には募集していませんが、こっそりと募集中です。(笑)

募集していることは、当社ホームページ、Blog、SNS上でしか発信していません。

それは、同じ想いを持ったエージェントさんだけと一緒に仕事がしたいからです。

この文章を最後まで読んでいただいたあなたに向けて書いた文章です。

ちょこっとだけど興味あるよと思った方は、こっそりとメールしてください。

で、オフィスに遊びに来てください。

面接とか面談とか堅苦しい話ではなく、遊びに来てください。

その時は、堅苦しい話をせずに今後の夢を語り合いましょう。

この記事を書いた人
大西 征昭

オーナー

大西 征昭Masaaki Ohnishi

不動産のことなら何でもお任せ。
ただの不動産屋ではないです、不動産の専門家です

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