「頭金ゼロで家買える時代。でも、ホンマにそれでええんか?」――不動産歴30年のおっちゃんが“フルローン”のリアル語るで!

まいど!
不動産エージェント歴30年、57歳バツイチのおっちゃんやで〜。
最近ほんまによぉあるんが、若いご夫婦からのこんな相談。
「頭金ゼロでも家、買えますか?」
「むしろ、貯金使いたくないんで全部ローンでいけたらと…」
いや、買えるで!
銀行もちゃんと貸してくれる。むしろ最近は「フルローン+諸費用ローン」までいけるからな。
でもな、ワシから言わせてもらうとやな…
「買えるからって、借りるだけ借りたらアカン!」
今日は、頭金ゼロで家を買うリスクと、
お金の流れ・将来の出口(売却時)まで含めて、ぶっちゃけていくで!
目次
第1章:「頭金ゼロOK」はチャンスか、それともワナか?
そもそも昔は、家買うときは「頭金2割入れてからローン組むのが当たり前」って言われとった。
3000万円の家やったら600万円。そんなんなかなか貯まらへんて…。
それが今は、「頭金ゼロでええよ」「諸費用も含めて借りられますよ」ってなる時代。
確かにありがたい。夢のマイホームが現実になるし、
「今の家賃より安い返済額です!」なんて広告もよぉ見る。
でもな、その裏には“未来のリスク”がようけあるねん。

第2章:ワシが気になる3つのリスク
☝️① ローン残高>家の価値 になるリスク
頭金ゼロでフルローン組んだら、買った瞬間に
「ローンの残り > 売ったときの価格」になる可能性、大やで!
例えば3000万円で買った家。
でも売るときには仲介手数料やら登記費用やら引かれて、
売れるのは実質2700万円とかになるんよ。
頭金ゼロやとローンはまるまる3000万円残ってるから、
売っても完済できへん=売りたくても売られへん、ってなる。
これが「出口が詰む」ってやつや。
☝️② 住宅ローン減税の仕組みにも注意!
「減税あるから安心でしょ?」って思ってる人もおるけど、
頭金ゼロで借り入れが多すぎると、「減税される上限額」にも引っかかることがあるんや。
しかも今は減税の制度もちょこちょこ変わってる。
新築・中古、長期優良・省エネ住宅かどうかで内容も違うしな。
ワシが言いたいのは、「減税前提でプラン組んだらあかんで」ってことや。
☝️③ 家計の“貯め力”が落ちるリスク
ほんで何より怖いんはこれや。
頭金を用意するってことは、それまでに「計画的に貯めてきた証拠」でもあるわけや。
せやけど、頭金ゼロの人ってのは、
「家買ったあとも貯金せんまま」になる傾向、正直あるんよ。
子どもの教育費、車の買い替え、急な医療費、
全部ローンに頼ってたら、貯金ゼロから抜け出されへん。

第3章:ワシやったらこう考えるで
正直な話、「頭金ゼロでもOK」って状況はチャンスやと思う。
でも、何も考えずに飛びつくと“ローンの沼”にハマるで。
ワシのおすすめはこれや👇
【おっちゃん流・頭金の考え方】
ケース 頭金の目安 理由
20代後半〜30代前半 100〜200万円(最低限) 住宅ローン審査の印象もよくなるし、自己資金があることが安心材料になる
30代後半〜40代 300万円以上 教育費・老後資金の準備と並行する時期。しっかり準備して無理のない返済計画を
共働き夫婦 諸費用分だけでも自己資金 どちらかが休職しても耐えられるよう、頭金か生活予備費を
第4章:まとめ|“買える”と“安心して住める”は違うで!
せっかく家買うんやから、
「支払いに追われる毎日」よりも、「家族でゆったり暮らせる生活」を選びたいよな?
頭金ゼロは“手軽さ”の代わりに、“不安”を引き寄せる可能性もある。
「自分にとっての“安心ライン”はどこか」
「数年後、売る可能性があるか?」
「将来、何にお金がかかるか?」
そういうとこまで想像して決めたら、後悔は少ないはずやで!
📣 最後にひと言
わからんこと、聞きにくいこと、ワシに全部ぶつけてや!
笑って答えるで〜😄
不動産屋は「売るだけ」やない。
“そのあと”も幸せに住んでもらえるように、ワシらが一緒に考えるんや。
