不動産屋に”英語”なんか必要ない?
目次
インバウンド需要とアウトバウンド需要
最近いろいろな地域に出向くことが多いのですが、地域によって観光客の多いエリア、まったく見かけないエリア、観光客でも中国・韓国系でなく欧米系の人たちが多いエリアなど、特色が分かれています。
観光客などまったく来ないよ、そういうエリアも少なくはありません。
観光客は多いけど、日本人ばかり、もちろんそういったエリアも少なくはありません。
でもやはり、観光客が多いエリアは活気にあふれています。
かたや、地元民だけしか歩いていないエリアを見ると、歩いているのは老人ばかり。
この差がどういったところに表れるかというと、お金の消費量です。
先日も社内で雑談をしていたのですが、
『北海道のニセコではコンビニに高級シャンパンが置いてあるよとか、沖縄でも高級ヴィラがどんどん開発されているよ』
とか、外国人向けに注力しているエリアで、動くお金の桁が変わってきています。
『オーストラリアではアルバイトの時給が3,000円くらいするらしい、熊本の菊陽町では食堂のおばちゃんの時給が3,000円してるらしいよ。』
大きなお金だけでなく、一般市民の生活すら変わってくるのがインバウンド需要です。
世界最大規模のカジノがあるマカオ。
ここでは、カジノで潤った資金を市民に給付しており、これが年間1人あたり20万円弱、17年連続で支給されているというニュースもありました。
たしかに、多くの外国人が自分の居住エリアに来訪し、日常生活に不安を感じる人たちも少なくないかもしれません。
でも、地域の飲食店や土産物屋さんだけでなく、多くの関連事業者に恩恵をもたらすのもインバウンド需要です。
日本経済が活況だったバブル時代、この時代は日本人が多くの海外諸国にお金を落としました。
アウトバウンドの話です。
遠く離れた異国の地で、日本語が通じる、これもお金を消費する歓迎する顧客だっからです。
『ハワイは日本人好きだね~。フィリピン、タイもみんな日本人が好きだから~』
そう言っていた時代もありましたよね。
大量に外貨をもたらしてくれ、マナーも悪くない国民性もあって、日本人は多くの国で歓迎されました。
でも、時代は変わっています。
アジア諸国に日本語の看板があふれていた時代は終わり、韓国語、中国語、英語しか見かけなくなってきています。
それでも、海外旅行に行く事もなく、海外の方と取引することもなく、外国人相手の商売をしていない人にとって、日本でこれからも暮らしていく、そういった決意を持った人には関係ないかもしれません。
表面的には。
大阪のカジノはどうなる?
IR政策の一環で大阪にカジノを誘致するという話があります。
2030年あたりに開業予定とのことでしたが、どうなるのでしょうね?
日本という国、治安もいいし、四季もあり観光スポットも少なくはない。
たしかに、カジノがあればより多くの外国人が日本に訪れてくれるかもしれません。
でも、日本のすぐ近くにはすでにカジノがある国がたくさんあります。
アジアだけでも、
韓国、中国、フィリピン、インドネシア、マレーシア、シンガポール、カンボジア、ベトナム、オーストラリア、ニュージーランド、そして最大級のカジノがあるマカオ、そしてなんと北朝鮮もカジノがあるそうです。
ここに日本が参入したところで、わざわざカジノをするために日本に来るとは考えにくいですよね。
しかも、海外のカジノは日本のショッピングモールのように大きいカジノが多数存在しています。
目玉になるような大型カジノでもできてくれれば面白いんですけどね~。
いずれにせよ、外貨を取り込む動きについてはこれからもどんどん増していく事になるでしょう。
英語の通じない国日本
国際教育事業のリーディングカンパニーであるイー・エフ・エデュケーション・ファーストが、2021年に発表した「EF EPI 英語能力指数」によると、日本の英語能力は112ヶ国中78位。
この下に位置するのはアフリカ諸国のみ?というようなさんさんたる結果に。。。
これからどんどん観光業を推進していこうというのに残念な結果です。
来日している旅行客も、英語が通じないことへのストレスか、少し話しかけると堰を切ったように英語でしゃべりまくってきます。
少し英会話の練習と思って話しかけただけなのに、途中からついていけず苦笑いしているだけになるという。。(笑)
このままじゃダメですよね。
英会話はたぶん普通のオフィスよりかなり数多く飛び交っている環境なのに、いまだにまともに日常会話もできていない自分に憤りを感じます。。。
とはいえ、日本の不動産会社で英語がしっかりと話せるスタッフってどのくらいの割合いているのでしょう?
この統計については、データ自体が見当たらないのではっきりしたことは言えませんが、かなり低いことは間違いありません。
東京では英語堪能な営業マンは増えているようですが、大阪では中国語対応の会社はかなり増えましたが、英語はまだまだ皆無に等しいほど。
ここに勝算があることは間違いないのですが、ビジネスで使えるようになるまでにどのくらいの期間を要するかというと、数ヶ月の単位でできないことは明白です。
なので、私たちRE/MAXのオフィスがアドバンテージを取れる要素がここにあるのです。
RE/MAXは何度か私たちのホームページ、ブログでご紹介したように世界の不動産FCにおいてはTOPチェーンです。
海外での知名度は非常に高いものであり、海外居住経験のある人たちからはRE/MAXなら信用できるというお声も、数多く頂戴しております。
そして、今では海外居住から日本に帰国した人たち、日本在住の外国籍の人たちの働き場所としても認知してもらえるようになってきています。
外国語をすでに駆使している人たちが多く集まる組織、それがRE/MAXなのです。
しかし、さすがに海外で不動産業に従事していた経験を持つ人はまだ少ないのも事実です。
これからですよね~
ここで一つ考えてほしいのですが、私たち不動産業に長く携わってきた不動産屋さんのおじさんたちが、今から一生懸命英会話に通い英語を1~2年後にペラペラと話している姿と、不動産未経験だが英会話の得意な人たちが1~2年後に不動産業のプロとして活躍している姿、どちらが想像しやすいですか?
明らかに後者の方が想像しやすいように思いませんか?
古い体質の不動産会社はどう生き残っていく?
江戸幕府が終わり鎖国が解けた時代、多くの外国文化が流れてきました。
そういう時代もありましたよね。文明開化の時代です。
今まさに令和の文明開化が始まっているのです。
世界とのつながりが薄かった日本、日本独自の文化がまだ数多く残っています。
私はiQOS愛用者なのですが、iQOSを使用している人って世界の90%が日本だそうです。。
アメリカからやってきたものなのに使っているのは日本人だけ。。。
タイでは電子タバコが禁止なので、空港で所有していたら罰金刑、懲役刑にも課せられることも。。。
そんなことはさておき、これからの不動産業界がどう変わるべきかという話です。
ここ数年、都心部では不動産価格が大きく上昇しています。
東京ではもうサラリーマン家庭が簡単にマイホームを持てる時代ではなくなっています。
そもそも結婚する過程、こどもを生む家庭が少なくなっているのですから、マイホームを持つ需要自体も減ってきています。
一人暮らしする若者の数も大きく減りました。
少子化の影響で、大学も定員割れする学校も増えており、遠方の学校へ進学しなければならない理由も減ってきました。
それに加え、低金利の時代が長く続き、頭金0円で家が持てる時代も長い期間続いたおかげで、こどもたちも自分の独立した部屋を持ち、育った世代が増えています。
家に居ずらいので仕方なく一人暮らし、こういう人たちも減ってしまいました。
マイカーさえ持ちたいと思わないと答える今の世代ですから、一人暮らしをしたいというニーズも激減しています。
つまり、顧客のパイ自体が大きく減少しているのです。
今までと同じことをしていても、お客様の数が減っている分売り上げは減少する、これは明白です。
ではどうすればいいか?
簡単です。
伸びている分野、ニーズにスポットを与えればいいだけの話です。
その分野はどの分野かって?
高齢者と外国人です。
この2つはこれからの日本の不動産業者にとっては、切り離せないものになるでしょう。
うちのオフィスでは、この2分野においてチームを組み、約1年前から精力的に取り組んできました。
そして、ようやく継続した海外との取引き、高齢者層からの相続相談などをいただける状況になりました。
1年という期間、これが早いのか遅いのかはよく分かりませんが、一生懸命全員で取り組んできた結果が今結びつつあるのです。
どんなことでも、努力が結果として結びつくまでには1年かかるものだ。そう実感しています。
でも今になって思うことは、あの時やっていてよかったということです。
幸いその当時、まだこの両分野に取り組んでいる会社はそこまで多くはありませんでした。
でも今はどうでしょ?
さすがにみんな気付き始めています。
高齢者の人たちとの関わり方、外国人との関わり方を。
でも、大丈夫です。
今からでも遅くはありません。
この流れは今後20年は続くからです。
日本の少子高齢化は止まりません。
今すぐに好転しても、人口分布図が逆転するまでに、最低でも20年はかかるからです。
さぁはじめましょう!
外国に向けて販路を拡大したい不動産業者のみなさま、私たちRE/MAXが持つ海外とのネットワークを利用してください。
今すぐ海外に向けて情報発信が可能です。
言葉の壁は私たちRE/MAXのエージェントが取り除いてくれます。
そして、海外との取引も円滑に行えるほど経験を積んできました。
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というわけで、販売パートナーを募集していますので、ぜひご担当者さまからのご連絡お待ちしております(笑)
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