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2024年9月25日

不動産屋といっても、いろんな種類があるんです

不動産業、不動産会社といっても、その内容は結構細分化されています。

不動産に関連が薄い人たちはその違いがよく分かっていない人もいるかもしれないですが、実は多種多様なのです。

スポーツに例えると、

スポーツ全体が不動産業界

その中に野球、サッカー、テニス、バスケットボールなど数々の球技もあり、陸上、水泳などボールを使わないスポーツも数多くあります。

不動産業でも同じです。

売買仲介専門店(住友不動産販売、三井のリハウス、東急リバブルなど)

売買仲介の中でも、前述の会社は実需(マイホーム)などの売買が主体。

投資用不動産を専門的に扱う会社もあります。

その中でもワンルーム区分を専門にする会社、一棟収益マンションを専門にする会社、賃貸用戸建を専門に扱う会社さんまであります。

業者さんなどプロ向けに土地を卸す会社、それを専門的に仲介する会社もありますし、事業用(ビルやテナント、倉庫や工場

賃貸仲介専門店(エイブル、アパマンショップなどなど)

賃貸仲介でもテナント仲介専門の会社さん、オフィス仲介を専門にしている会社さん。

そして賃貸管理を専門にしている会社さん。

その他にも、競売を専門で扱ったり、任売(任意売却)を専門に取扱う会社さん。

列記すればキリがないほど、その内容はとても詳細に分かれていくわけです。

ですので、あなたのお知り合いが

『不動産会社に勤めてるんだ。』

といっても、あなたが求めてるものを提供している会社に勤めてるのか否か、そこが重要になるわけです。

賃貸専門会社に住宅購入の相談に行ったところで、満足のいく物件情報、不動産知識は持ち合わせておりません。

また逆に売買仲介専門の会社に賃貸の相談をしても、近隣マンションの家賃相場を知らないですし、大家さんの連絡先を知る由もありませんので、相談している時間すら不毛に終わってしまいます。

不動産は売買と賃貸だけではありません。テナント仲介と居住用賃貸では若干のルールの違いなどもありますし、不動産売買を専門に取り扱っている会社さんでも、任売や競売の知識を全く持ち合わせていない方々も少なからず存在しています。

こんな話をすると、

『じゃあ、いったいどこに相談したらいいのですか?』

こういう話しになりますよね。

実際にはどこに相談するかというより、誰に相談するのか、ここが実は一番重要なポイントではあるのです。

オールラウンドプレイヤーは少ない

先ほどの話のように、売買もやります、賃貸もやります、店舗も扱います。

実はこういう会社はあまり多くありません。

いや、取り扱ってはいるよというレベルでは少なくないかもしれませんが、その道のプロフェッショナルかといえば、残念ながらそうではないと言わざるを得ません。

なぜそうなるかというと、何かに特化したほうが情報を集めやすいからです。

賃貸でも地域密着で、そのエリアでしか物件紹介をしないと決めている会社の場合、建っているマンション、アパートの数は決まっているわけなので、その情報をすべて集めてしまえば、すべての物件の取り扱いが可能になります。

私も賃貸仲介専門でやっていた時期はありますが、その時はエリア内に建っているほとんどのマンションの情報を把握していました。

こうなると、他社に物件勝負で負けるわけがありません。

そのエリアで探しているお客様なら、他社よりもいい物件を紹介できると自信を持って仕事に取り組むことができました。

売買でも同じです。

例えば、同じ分譲マンションの中古ばかりを取り扱っている会社があるとします。

しかも、そのマンションしか取り扱わないと固い決意をし取り組んでいたとしましょう。

そうなると、その物件だけに特化して情報を集めることが可能です。

いま売りに出ている部屋が何号室で、いくらで売られているか、リフォームをする必要があるのか、現状のままで使用できるレベルなのか、また先月取引した部屋と比べて高いのか、安いのか、相場観をはっきりと持つことができるようになります。

〇〇号室はたしかに安いのですが、ここからリフォーム代〇〇万円かけること考えたら、リフォーム済の〇〇号室の方が安くなりますよ。

こんな話がやりやすくなるのです。

なので、一昔前は不動産屋は【地域密着戦略】、これが成功の必須条件とまで言われていた時期があったほどです。

地域密着プラス、業種を絞ることにより、より専業性を出す、これが集客の糸口だと。

たしかにそうなんです。

〇〇の〇〇屋

こっちの方が、検索エンジンに引っかかりやすいですから。

不動産全般、取扱エリアは全国、こっちで集客するのは、入口が見えにくかったのですよね。

なので、会社の戦略も地域密着で専業性重視、賃貸仲介専門、賃貸管理専門、売買仲介専門、収益物件専門、そうなっていったわけです。

そうなると、そこで働いていた社員の人たちも当然、賃貸屋さん、売買屋さんといったジャンルに分かれてしまうわけです。

大阪市住吉区、しかも長居という駅の周辺で、賃貸物件のことしか分からない営業マン、これって潰しが効かない仕事です。

そのエリアが魅力的な街であり続けない限り、需要は細々りしてしまいます。。。

しかも、他エリアの情報をシャットアウトしてしまっているので、他エリアの賃貸物件が今どのような募集の仕方をしているのか、どのような戦略で闘っているのかの情報も得にくくなります。

売買でも然りです。

最近、他の不動産営業マンと話することも増えているのですが、海外需要の多さを感じつつ、会社側も自分自身も、何の対策も準備もしていないという人たちが多いのです。

今やっている仕事で十分な食い扶持があるからなのでしょうが、それでは今後の社会情勢の流れについていけなくなること間違いなしです。

何かに特化することで、他の情報をシャットアウトしてしまっている、逆の悪い目が出てしまっているのですよね~

では、何かに特化せずに生きてきた人たちはどうでしょう?

個人経営の不動産会社、社長一人が奮闘している会社の場合で、賃貸も売買も店舗の案内もやっている、こんな人をたまに見かけます。

たしかにオールマイティで、ユーティリティプレイヤーです。

でもその分爆発力がなく、情報量も少ないので、毎月数件賃貸を取り扱い、2~3ヶ月に1回売買仲介を決める、このタイプが多いような気がします。

まさに、私が一人で今の会社を切り盛りしていた時期がそんな感じでした。

でもね、ある時こう思うのです。

『自分は賃貸も売買もプロだと思っているし、いや思っていたけど、そうでなくなっている気がすると』

それは、賃貸仲介会社と比べても売買仲介会社と比べても、自分が中途半端に思えてきたからです。

賃貸にしても、売買にしても情報量が圧倒的に少なすぎると。。

知識や経験は消えませんから、たしかに積み重ねたものは活かせます。

でも、情報は鮮度が勝負なんですよね。

そこで圧倒的に劣ってくるわけです。。。

現代人が1日で受け取る情報量は、江戸時代の一生分

すごく優秀な人でも10年後の未来どころか、5年後の未来を予測することが困難な時代です。

だって、時代のスピードが数年前から革新的にスピードUPしているからです。

現代人が1日で受け取る情報量は、江戸時代の人の一生分と言われています

1日の情報量が、江戸時代の人の一生分の情報量なんですよ。

そんなスピードで情報が入ってくるのですから、いろんなことが進化するスピードは速くなりますよね。

当然、情報の取捨選択が必要になってくるわけです。

全部の情報を吸収してしまえば、頭はすぐパンクしてしまいます。

自分に必要な情報だけを取り入れる力、そして入ってくる情報を分析する力、それが必要な時代です。

すごく便利な時代になりました。

自宅で寝転びながらスマホで家探しができる時代です。

大阪に居ながら東京の物件を検索したり、北海道や沖縄の物件まで検索可能です。

それどころか、アメリカや諸外国の不動産物件も検索できちゃうわけです。

でも、でもですよ。

どの物件が自分にピッタリ向いているかなんて判断できますか?

情報は少なすぎず、多すぎずがちょうどいいのです。

結婚適齢期が遅くなっています。

結婚しないという選択肢も若者の間では増えているそうです。

これも、出会いのツールが多すぎるから?

アプリやチャットなどで、知らない人といつでもどこでも出会えてしまいます。

そこには、不特定多数の相手が存在しています。

出会えるかとか、付き合えるかとかは別にしてですよ。

選択肢が多すぎると、人は選択しないという選択肢を選んでしまうのです。

家探し、部屋探しの話に戻ります。

ここでも同じことが言えるわけです。

自分の条件で検索すると多くの物件情報が出てくる、でもその違いがはっきりと分からない、明らかにこの物件が安い、借りたい、そう思える物件に出会えればいいのですが、そんなに違いもない。。。

でも、これだけ物件が出てくるんだから、もう少し探してみようと。

これが選択しないという選択肢です。

昔は違ったんです。

小出しに出てくる紙媒体の物件資料。

何枚か見せてもらえるけど、あきらかに今出てきたこの物件だけが魅力的に見える。

少ない情報ではあるけれど、選択肢は明確。

今の時代の方が、お客様自身が物件選択できるから有利なような気にはなるのですが、自分が選択しなかった物件の方がいい物件だった、そんなことも多分に起こり得るのです。

50㎡以上は欲しい、家賃は10万円までしか払いたくない。

検索エンジンで見ると、50㎡以下の物件は出てきませんし、10万円以上の物件も出てきません。

でも、48㎡だけど他の条件はピッタリ、101,000円だけど他の条件には完璧にあてはまる、こんなケースも少なくありません。

今の時代の部屋探しでは、こうした物件に出会うことがなくなってしまっているのです。

賃貸の部屋探し、購入の家探しでも、このエリアでこの価格と、ピンポイントに条件を絞って探されている方って、実はそんなに多くなかったりします。

賃貸の住み替えが当たり前に行われていた時代は、昇給に合わせてお部屋をステップUPしていったり、住み慣れた環境での引越しがよく行われていました。

当たり前のように毎年昇給していた時代は、

『そろそろ生活に余裕がでてきたので家を購入しようか。』

『まず、家の近くで売りに出ている家があれば購入しよう。』

そういう需要が多かったのも事実です。

でも、今の時代そうではなくなっています。

『〇〇もいいけど、〇〇の街も捨てがたいよね~』

『どうせ住むなら、今度は〇〇に住んでみたいな』

こっちの需要の方が高まっている気さえします。

なので、エリアを絞った不動産経営戦略より、エリアを絞らずその人のニーズに合った提案ができる不動産エージェント、つまり私たちRE/MAXエージェントの強みがより活かせる時代になったのではないでしょうか?

それと、前述した何かに特化した形ではなく、オールラウンドプレイヤーもRE/MAXエージェントなら実現可能なのです。

もちろん、自分一人で完結しようとしてしまってしまえば、小さな街の不動産会社の一人社長と同じになってしまいます。

RE/MAXのエージェントさんは、それぞれに得意分野を持って活動しています。

賃貸がすごく得意なエージェントさん、売買がすごく得意なエージェントさん、外国語堪能で海外のお客様のネットワークを持つエージェントさん、この個性の集まりがRE/MAXのオフィスなのです。

なので、自信を持ってお客様にいい切ることができます。

『うちは、賃貸も売買も得意ですよ。収益物件も得意なエージェントがいますので、そのエージェントと一緒に動きます!』

と。

イメージでいうと、専門店街の集まり、ショッピングモールがRE/MAXで、そこに出店しているのがエージェントさんたち、こういうイメージでしょうか?

その町の名産、その町でしか買えないものは町の不動産屋さんで並んで買いに行ってもらい、いろんな流行りのもの、トレンドのもの、海外商品などはショッピングモール(RE/MAX)で買い物をする、そのいろいろな商品を取り扱っているのがRE/MAX。

なので、他のエージェント、他地域のエージェントさん、他地域の加盟店オーナーさんも巻き込んでいく戦略を実現しましょう。

自分自身はオールマイティな相談を受けれる人、でも自分自身はオールマイティではない。

それが成立する環境って、たぶん日本全国でRE/MAXだけです。

というわけで、日本全国、なんなら世界中、賃貸・売買問わず、不動産の相談ならRE/MAX L-Styleに!

相談お待ちしております!

この記事を書いた人
大西 征昭

オーナー

大西 征昭Masaaki Ohnishi

不動産のことなら何でもお任せ。
ただの不動産屋ではないです、不動産の専門家です

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